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優しく歩いたら、きっとふくらはぎはむくまない。

カラダの使い方がうまいと、カラダの構造はよくなる、と、信じている。だから、カラダの使いかがうまいと、いわゆるダイエットの成功につながる。エレガントな動きをする人は、見目麗しいものだ。

足裏とふくらはぎはつながっている

ちょうど今週末に、For Your Feet Timeという足裏チューニングキットを使った私が担当させていただくオンラインレッスンがあるので、最近気になる、ふくらはぎを考察してみようと思う。足裏とふくらはぎの関係、なぜ?と思われるかもしれない。カラダのつながりを考える上でキーとなっているのが[筋膜」だ。医学的にはそのつながりは筋筋膜経線と呼ばれる。(アナトミートレインね) 簡単に言えば筋肉のつながり=筋膜連鎖ということになる。つまり、筋膜によって全身が繋がっているということだ。そのつながりは全部で7つくらいあるのだが.......その1つで、ふくらはぎと足の裏の筋膜がつながっている。(詳しく言うと、足の裏→ふくらはぎ→ハムストリング→背中→首→後頭部→ぐるっと前にきてなんと額にまでつながっている。)

運動したあとにふくらはぎがパンパンになるよ!という人は、もしかしたら、足の裏の筋膜が弱いからかもしれないよ。つながっているからね。It's me!    歩いたり運動しなすぎて、ふくらぎパンパンだよ...という人も、ここから先をぜひ一読してほしい。

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そもそも、ふくらはぎのむくみとはどんな状態なのか?

 むくみとは、皮膚の下に余分な水分が溜まった状態。人間の体のおよそ60%は水分で、そのうち40%は細胞内(細胞内液)に、20%は細胞外(細胞外液)にあるが、このうち、細胞外液がむくみに関わってくるという。そしてむくみは、毛細血管から細胞の間に流れ出る水分が多くなったり、毛細血管やリンパ管へ吸収される水分が減ることによって起こる。

では、むくみがどんな時にそれが起こるのかというと、多くは血液の循環が悪くなったときだ。とくに脚は心臓より下にあるので重力の影響で血液が心臓に戻りにくく、ふくらはぎの筋ポンプ作用と静脈の逆流防止弁の働きによって血液を心臓に戻している。しかし、立ったり、座ったりしたまま体をあまり動かさないでいると、ふくらはぎの筋ポンプが働かず足の血液の循環が悪くなる。これは運動しない人のパターン。

逆に、運動した後にぱんぱんになるタイプの人は、前出の足底筋膜(足裏腱膜)が弱くアーチがないので、カラダを支えきれていない、クッションを役割を果たせていないという可能性が高い。それでもカラダは動き続けなくてはならないから、その足裏の代わりにすぐお隣にあるふくらはぎの筋肉が過剰に働いて、脚はもちろんカラダを支えるという代償作用を行う。そう...これで、むくんだというかパンパンに張ったふくらはぎのできあがり。it's me!  筋肉でぎゅっと脛の骨をグリップした固いふくらはぎは、血管を収縮させ、もちろん血液の循環が悪くなり、むくんでしまう。

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第二の心臓で、血流をひたすら上に!上に!

ということで、運動していてもいなくても、いずれにしろ、血液の循環が大切だということがわかった。さらに全身の血液循環を促すために、上半身にある心臓のポンプ、そしてこれに対して、重力に逆らってまで血流を上へ上と押し上げる第二の心臓がふくらはぎの役割だ。この足ポンプは、歩いている時に60mmHgという十分な圧力で血液を上へ上へと押し上げている。このmmHgというのは水銀柱ミリメートルという圧力の単位で、血圧を表す際に使われている。また、すばらしいのは、心臓のポンプは120/60 mmHg で毎分60~150回。ということは、歩行時の60mmHgと一致する。

ということは.......

歩くことが、いちばん心臓に負担がなく、うま〜〜く、優しく、全身に血液を循環させるということになるよね。

そしてその前に、しっかりと足底筋膜を引き上げて、アーチを作っておくことも大切。ということで、足の裏からチューニングしよう!




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