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『親友』の呪縛

私には親友と思える友達がいません。

基本的に誰とでも仲良くなれる性格なので、友達は多くいる方なのですが、「親友」と言える人はいないな…と最近ふと感じました。

26歳になり、第二次結婚式ラッシュがやってきて、新郎新婦の親友が出し物とかしているのを見た時に、その時に「結婚式で幼馴染として挨拶してくれそうな友達いなくない?」って思って、自分には「親友」と呼べる存在がいないのだと気づいたのです。

そして、それはなぜなのか。
その原因は小学校時代のある出来事にありました。

小学校の頃、私には帰り道が同じ同級生二人の友達がいました。
一人は女の子、もう一人は男の子。
いつも3人でふざけながら下校して、そのまま誰かの家に集まって遊ぶのが毎日の定番でした。

なので、小学生の私はその二人のことを親友だと思っていました。
しかし、そんな友達からのあるひとことでそれは変わってしまったのです。

「え、○○ちゃんは親友じゃないよ?」

その言葉が突き刺さって、密かに一人で泣きました。
大号泣。笑

そこからは仲良くなっても、誰かのことを親友と思うことはやめました。
自分の気持ちの熱量に対して、相手の気持ちが伴っていなかった時に傷つくことを知ったから。

親友と呼べる存在欲しいけど、踏み込むことが怖くて、人を信じられなくなったことで、長年叶わない夢となりました。笑

大人になった今でも、信じることが怖くて、どこか不安になってしまう自分がいます。
心を許しちゃいけない、相手は迷惑って思ってるかも…とかひたすら考えてしまう。

だから、26年間も生きてきても彼氏もできたことがなく…。
信頼できる存在がいない虚無感に襲われることがあります。

「親友」という言葉の呪いは大きいですね。笑

人って傷付いたこと忘れられないの本当にバグだなって思います。
子供の時の経験って意外と覚えてるもんだし、いまだに引きずりがち。笑

忘れたい傷。

いつか心の傷が癒える時が来たらいいなぁって。

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