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夏の日の1993~こっぴどくフラれた話

ナインティナインスリ~♪恋をした~♪オゥ~君に夢中~♪

この毎日クソ暑い中でも、通勤の為毎朝毎夕30分ずつ自転車を漕いでます。

いい妄想タイムになっております

この時期、冒頭の「夏の日の1993」がどうにも昔から気になって仕方がない。なぜ私はこの歌を聴くと「懐かしい」と思ってしまうのか?何か思い入れがあるのか?思い出そうとしても思い出せない。
そこで私は口ずさんでみた。

ナインティナインスリ~♪
ナインティナイン・・・
ん?
ナインティナイン・・・?

思い出した。

あれは確か1993年、私が高校生の時だった。

女子高に通っていた私は友達に誘われて合コンに参加した。相手は近くの男子校生、私はその中に居たSMAPの中居似の男に恋をした。中居くんと呼ぶ事にしよう。

合コンの帰りに中居くんと電話番号を交換して、電話で何度もやりとりするうちに、私はノリのいい彼の事をどんどん好きになってしまった。しかしながら問題があった。
中居くんは、誰がどう見ても遊び人でギャル男だったからだ。

どうして私は毎回こんな男ばかりを好きになるのだろうか?

一緒に合コンに参加した友達で、後に深津絵里に似るようになるので当時呼んでいたハマチと呼ぶ事にしよう(深津絵里関係ないじゃんw)
私はハマチに相談した。「中居くんと連絡が取れない。いつも電話すると怖いお母さんが出て居ないって言われて…」ハマチはいつも私の話を親身に聞いてくれた。「アヤチ、大丈夫だよ。中居はアヤチの事好きって言ってくれたんでしょ?」「言ってくれたけど、なんか皆に言ってるみたいで…」「そうなの?最低じゃん。でも大丈夫、アヤチは面白いから」「ハマチ、男って面白い女とか好きじゃないと思うんだけど…」「そうなの?私はアヤチの事好きだよ」「ハマチありがとう」

ハマチとアヤチ、どっちやねんw

そんな感じで私は中居くんとは特に進展が無いまま時は過ぎていった。
そんなある日、ハマチが足早に私の所にやってきた。「アヤチ!ちょっと聞いて。私、昨日深夜番組見てたんだけど、中居に似ている人が出てたの。びっくりした。そっくりだよ。吉本印天然素材って言うんだけど、ちょっと見てみて。芸人が沢山出てくるんだけど、中居に似ている奴が一番目立ってるから、絶対わかるから。」

私はハマチに言われた通り深夜番組を見ると、中居くんにそっくりな人物がいた。
そう、それは、

ナインティナインの岡村

背格好とか骨格とかがそっくりだった。そう、言ってなかったが私の好きな中居くんは私よりも背が低かったのだ。
ってか、岡村と中居、全然似てねーじゃんw

ハマチは言った。「アヤチ、これはネタになるよ。コレを中居に言ってごらん。アンタに似ている人が深夜番組に出てるって。そうすればアヤチの事、絶対に好きになるから」私はハマチに言われた通り、その思いに賭けて久しぶりに岡村に電話をした。いや間違えた、中居くんに電話をした。

「久しぶり~」久しぶりに電話が通じて私は舞い上がっていた。中居くんも久しぶりながらもノリよく応対してくれた。そして電話を切る際に私が、「そうそう、中居くんに似た人が深夜番組に出てるから見てみて」そう言うと中居くんはいつものようにノリよく「おう!見てみる見てみる」と言って電話を切った。

そして数日後、珍しく中居くんから電話が来た。その内容は・・・

「お前ふざけんなよ!誰があのサルに似てるって言うんだよ!いいかげんにしろよ!お前の事見損なったよ!もう二度と電話してくんな。俺の事なめんじゃねー、ガチャ」

中居くんはそう暴言を吐いて、私の恋はあっけなく終わってしまった。

そんな話をハマチにすると、

「アヤチかわいそう。かわいそうだから歌ってあげるね」

その時ハマチがカラオケで歌ってくれたのが、

ナインティナインおかむら~♪恋をした~♪オゥ~おかむらに夢中~♪普通のと思っていたけど~♪・・・
夏の日のおかむらに~♪

夏の日の1993の替え歌

私たちはそれからなぜか、ナインティナイン含めた天然素材のオッカケ(今で言う推し)をするようになり、ライブやイベントによく行ってました。
若いって意味不明でいいね♪

**

後日談

そんなフラれ方をした中居くん(岡村でしょw)なんですけど、その後もなぜかちょくちょく友達として会うことがありまして(やってないよ)、23歳くらいの時に凄く久しぶりに会いました。その時にメールの文面に謎の数字が書いてあったのでその事を指摘した所、

「ねぇ、何でこのメールの最後に99って書いてあるの?」

そう聞くと中居くんは、

「あー、それ?俺、ナイナイの岡村に似てるってよく言われるから、自分の称号みたいなもんだよ」

え????

え????

ちょっと待てよ、ちょっと待て。

おめー、最初に似てるって言った私に罵声吐いたの、完全に忘れてるよね?

ハァ、ハァ

し、失礼しました

以上、「夏の日の1993年」を聴くとなぜか懐かしいと感じた思い出でした♪

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