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使い方が分からない前置詞はカットしてしまえばいい。

みなさま、こんにちは☆今日は本業の英語について。学校現場で英語を教えさせて頂いているのですが、会話できるかにフォーカスしているので、文法すっ飛ばした授業をしてたりします。多くの方が悩んでいる英文法。もちろんキッチリ話せた方が良いけれど、意外とカットしても問題なかったりします。

分からないことに労力は使わなくていい

英語は必ず主語と動詞が必要です。その後に時間や場所、人や物などの情報を付け足していきます。その際に必要なのが前置詞です。日本語では「てにはをへ」に当たるところ。この前置詞なのですが、使い方をキッチリと覚えていないと間違った意味になることも多々あります。意味が全く違って伝わってしまっては、ちょっと残念です。

なので私は、分からないのであれば前置詞を使わなくてもオッケーにしています。もう最初からカットしてしまえばいいんですよ。

前置詞の使い方に関しては、基本的なものは中学校時代に習っています。義務教育の範囲なので、私立に通っていようと公立に通っていようが差はありません。前置詞の使い方を理解しているかどうかはあなた次第。

そんな義務教育で習っている前置詞の基本的な使い方。これを今現在でも理解していないのであれば、覚え直すのに結構な時間とメンタルが必要になってくるはず。苦手なことは苦手だと認め、無駄な労力はかけないことをオススメします。あまりに苦手なことに時間を費やしてしまうと、英語そのものにアレルギーが出てしまうから。英語を教えている立場からすると、嫌いになられることほど悲しいことはありません。嫌いになる前に、無駄な労力はやめてください。


学生がビックリする前置詞カット

前置詞は沢山あり、英文の幅を広げてくれます。前置詞を使うだけで、より詳細に自分の気持ちや状況を伝えることができます。個人的には前置詞、大好きです!

しかし、どの前置詞を使えばいいか分からないがためにリスポンスが遅くなっている人が多いのも事実。

会話の中で、相手の質問に対して「5秒以上」の間ができると、相手が不快に感じると言われています。正しい前置詞を探している間に5秒なんてあっという間に過ぎていくでしょう。

私が英語を教える時に大切にしているのが、「正しい英語がどうかよりも、素早いリスポンス」。これはロンドンで2年間働いてきた中で感じたことです。何者でもない私の発言なんて、誰も待ってはくれませんでした。笑

授業中、学生からの質問。「写真を撮りに海に行った」と言いたいと。

サポートしながら考えてみたところ、「I went sea take photo.」という英語ができました。

私はこれで完璧だと思ったので、「Perfect! Well done!」と褒めたのですが、なんとなくみんな釈然としてなさそう。笑 学生の方から「なんか足りてないですよね?」と。

もちろん本来ならば「I went to the sea to take photos.」が正しいでしょう。前置詞のtoと、おまけに不定詞のtoが必要です。なんなら写真を何枚も撮ったそうなので、photosと複数形のsが必要です。海などの世界に一つしかないものにはtheを付けるルールがあるなど、文法の指摘を始めたら止まりません。おそらく学校現場では、沢山減点され、最悪な場合はゼロ点かもしれない。

でも私はあくまでも相手に伝わるかの視点で授業をしています。相手が英語ネイティブなのであれば、こっちのカタコトの英語くらい、空気読んで理解してくださいとさえ思っている。笑

実際に話していると、toって聞こえないこともあるんですよね。だったらカットでいいじゃないか。

もし前置詞がないことで、相手がギャーギャー言ってくるのであれば、言語以前の問題でその人との今後の付き合いを考えることをオススメします。第二言語を話している人に対して細かい指摘をする人。私ならそんな人とはあまり付き合いたくないです。世界には約78億人もいるので、きっとその人と関わらなくても問題ないと思います。

まとめ

あれば会話の幅が広がる前置詞。なくてもいいとは言いましたが、私は好きです。しかし、どの前置詞を使うか悩むことにより、相手との会話のテンポを崩してしまうのであれば、どんどんカットしていきましょう。さほど問題ありません。

みなさまが少しでも、英語へのハードルを下げ、使いこなせることを祈ってます!!



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