当時の日記より100@2010 3/5
だましだまし使ってきた洗濯機がついに壊れた。今こんなタイミングで出費したくない。姫(母)が死んだらこの家は処分するのに、何故家電を新しくしなきゃならないの。レンジ同様レンタルでと思ったが結構かかる。仕方なく安価な物を探しまくって購入。
認知症になるとせっかちになると担当医から教わったが、これがもう腹立たしい。朝お茶を出す。お茶請けも沢山並べなくては満足しない。それらに蓋をし始めると「お茶は終わった。次は朝食出しなさい」という圧力。
お茶請けたちを再び冷蔵庫にしまうのは私の仕事だが、タッパー3つは一度に持てない。右手に2つ重ねて持ち、左手は冷蔵庫のドアを開ける。だからどうしたってタッパー1つが残る。
それが姫は気になって仕方ない。
「ほらほら、またしまい忘れてるわよ。だらしないんだから」
本人は注意してあげてるという態度だ。この状況を見てよ、3つ重ねて持てないでしょと説明する。そして翌日
「ほらほら、またしまい忘れてるわよ。だらしないんだから」
その翌日...エンドレス。腹を立てても通用しないのは分かっているから声を荒げずにその都度説明。
「忘れてないよ、片手で3つは持てないでしょ」
そうすると
「いつも黙ってようとは思うのよね。どうせ何言ったって文句で返されて嫌な思いするのは私なんだから。明日からは何も言わないように気をつけようっと」
頭に浮かんだら黙っていられない。それがアスペルガーだから。
私は気が狂いそうだよ。
お湯の水割りの件みたいに、姫の行動は昔からおままごとみたいだ。アスペルガーと関係があるかどうかは分からない。例えば、シンクの下に梅干しをいれた瓶が5つある。シンクの上には2つ乗っている。そのどれもがほんの少ししか入っていない。意味があって分けている訳ではない。
私はそれらを一つにまとめて空き瓶を捨てた。勝手にやればまた『私の瓶を捨てた』と激怒するのは目に見えていたのでちゃんと本人の了承を得て。しかし翌日、ごそごそと空き瓶を取り出してまた梅干しを分けてるのだ。
キウイの話題の時に記した、一度視覚に捉えたものはもうそこになくてはならないと思ってしまう件。視野が極端に狭い。その視界を物で埋め尽くしたい欲求があるのではないかと私は勝手な解釈をしてる。
増やすことは上手だけど減らしたりまとめたり、それが出来ないことに気づいた。
疲れるんだ、本当に。
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