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自分の悩みがネタに?ライター塾で学んだ企画の秘訣【第10期京都ライター塾 第3回受講レポート】

2024年の1月から3月の3か月間に渡って「書いて幸せになる」をゴールに、全6回の講義が行われる京都ライター塾

先日、第3回目となる講義が行われました。テーマは、「企画の立て方」。

ゼロからイチを作ることが得意でない自覚を持っていたわたしは、「企画を立てる」と聞くだけで、ちょっとアレルギー反応が出そうなくらいの苦手意識を抱いていました。でも、今回の講義を受けて、「企画を立てる」ことに対して少しだけワクワクを抱けるようになるという、心の変化がありました。

そんな講義が一体どんなものだったのか、たくさんメモを取った中から、わたしが大事だなと思ったものを、レポートとしてまとめてみました。


書きたい媒体は何なのか?

出版社とのコネが無い状態から、仕事を獲得するために必要となってくるのは、営業です。その営業手法のひとつとして「企画を立てて持ち込む」という手段があります。依頼をされるのを待つのではなく、自分から企画を提案し、仕事を取りに行けるライターになれることで、好きなことを書いて原稿料をもらえることだって、出来るようになるのです。

そのためにはまず、どこに企画提案をするのか、書きたい媒体は何なのかを知る必要があります。自分の好きな媒体、自分の興味と合っている媒体、書きたいテーマを扱っている媒体など。自分の興味や好きなことを自分で把握し、書きたいことの軸を持っておくこと。そんな、書きたいことを書くために、営業をする。

人生は短いので、やりたくないことをやる時間はない」とおっしゃっていた江角さん。どうせ書くのなら、自分の書きたい媒体で、自分の書きたいことを書いて原稿料をもらいたい。それが出来たらハッピーだなと、わたしも思いました。

自分の悩みは企画のタネになる

どんな企画を立てたいか?を考えるタネは、自分の興味があることにヒントがあります。自分が今ハマっていることや、自分が今悩んでいることも、立派な企画のタネ。自分の悩みを企画にしてみたら、そのおかげで自分の悩みが解決し、同じように悩んでいた読者の悩みも解決でき、最終的には読まれる記事が出来上がる。自分がやってみたいことも企画になるし、誰に会いたいか?から企画を考えることもできる。

「企画って、机に向かって考えるよりも、人と会ったり、本を読んだり、お店に行ったり、雑談している中での方が見つかりやすい」と江角さん。日ごろから自分が何に興味があるのかを意識しておくと、日常の何気ない瞬間にパッとひらめくものがあるのかもしれません。

自分の悩みすらも企画になるということは、人生の全てが企画であり、タネであるということ。「これを自分の人生に置き換えたらすごい楽しい」「今の自分の悩みを全部企画にして、それを解決する方法を書いたら、悩みが全部解決される」とおっしゃっていた江角さんの言葉がとても印象的でした。

テーマを掘り下げる

企画案が出せたら、次はそのテーマを掘り下げる作業です。例えば、漬け物をテーマにした場合、漬け物の作り方を紹介するのか、全国各地の漬け物を紹介するのか、それとも世界の漬け物を紹介するのか。どのような観点から、また、どのような切り口で記事を書くのか、そしてそれで何を伝えたいのか。テーマが決まったら、どんな風に記事に仕上げるかを考えることが大事です。

今回の講義は、「企画」に対して初めて深く考える良い機会になりました。今まで「企画を出すなんて…わたしには良いアイディア出せないよ…」と思っていたのですが、日常の些細な悩みや、自分の好きなことや興味のあることでも、全て企画のタネになる、という気づきが、自分の中でとても衝撃でした。
生きていく上で発生する色んな悩みやトラブルを全て企画にしてしまえば、それが解決するだけでなく、似たような壁にぶち当たっている読者の力になることもでき、さらにそれで原稿料までもらえてしまうなんて、こんなにハッピーなこと、あっていいんでしょうか。
そう考えてみると、なんだかワクワクしてきて、「自分ならどういう企画を立てたいだろう?」と、苦手意識を取っ払って考えることができるようになりました。

「企画を立てられれば、自分の行きたい方向に最短距離で行けるようになる」「企画がクリアになっていれば、原稿を書くのもすごく楽」など、講師の江角さんの言葉も、自分の心に刺さってくるものが多く、とても良い3時間となりました。

自分の人生をもっと良くしたい!と思えば思うほど、どんどん企画が出てくるだろうし、それを編集部に持ち込んでお仕事を取りに行くことができるようになれば、自分の書ける仕事の幅も広がっていく。早速、自分の興味のある媒体を調べて、企画書を送ることから、わたしも始めてみようかなと思いました。


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