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今日が人生最後の日ならば

目が覚めて時計を見る。朝の6時。
朝の空気は澄んでいて、1日の始まりの匂いがする。

早起きは、苦手だけど好き。
だって、それだけで1日が長く感じられるから。

トーストが焼きあがるのを待ちながら、あったかいコーンスープを飲む。ほっこりあたたまりながら、季節が変わっているのを感じる。
ついこないだまで夏だったのに。
もうすぐ、冬が来ちゃう。
ま、わたしがその冬を越すことはないのだけど。

だって、今日がわたしの人生最後の日だから。


***


人生最後の日。何をしよう。
やりたいことリストは前に書いたけれど、結局全然達成することの無いまま今日を迎えてしまった。

行きたい場所も、やりたいことも、会いたい人も、やり残したことも、たくさんたくさんある。今日1日じゃ、到底できないほどに。

でも、わたしは、わたしの歩んできた25年の人生に全く後悔はしていない。

風船が怖くて隅っこでひとり絵本を読んでいた保育園時代。
人生の一番のモテ期だった小学校低学年。
先生が怖くて、初めて学校に行きたく無いと思った6年生の1年間。
テニスに明け暮れた中高6年間。
ひたすらに勉強漬けだった浪人時代。
バイトとサークルと部活と予備校と学生団体と、かけもちしまくった大学4年間。
そして、故郷大阪を離れ上京して始めた社会人生活。

全部全部良い思い出で、わたしはどの時代もどんなときでも、目の前のことに全力だった。その時その時の最善を生きていた。

「人生で一番楽しかったのはいつ?」

そう聞かれても、わたしは明確な答えなんて出せない。

だって、いつでも今が一番楽しいから。

自分がいつ死んでもいいように、わたしはいつでも全力で生きてきた。だからね、なんの悔いもない。


最後の日にそう思えるわたしは、幸せ者だなあと心の底から思う。

でもさ、悔いなく生きてきたわたしは、この世に何か残せたのかな。

わたしが生きてきた証、なにか残せたかな。

わたしには、どうしても実現したいビジョンがある。

『誰もが笑顔でいられる世の中をつくる』

わたしが25年間生きてきて、どれだけそこに近づいた?どれだけの人が笑顔になった??

結果なんてわからないけど、わたしと出会ったことで誰かが楽しくなったり、嬉しくなったり、幸せになっていたらいいなって思う。


自分一人じゃ生きてなんてこれなかった。
わたしの周りには、大切だと思える人がたくさんたくさんいる。
わたしは、みんなに生かされて生きてきたよ。

だから、お礼を伝えたい。

わたしの人生に少しでも関わってくれたあなたに、最高の感謝の気持ちを込めて。

「ありがとう」


きっと、わたしだって、あなただって、彼だって彼女だって、みんな、誰かにとっての大切な人。きっと、誰かにとっての笑顔の源。

だからどうか、自分の人生を大切に。
自分に起こる全ての出来事を、大切に。
自分の大切な人を、大切に。


顔を上げて、前を向いて。
まだ見ぬ世界へ、さあいこう。



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わたしの所属しているオンラインコミュニティ「.colony」のまいにち日記部での共通テーマ『今日が人生最後の日ならば』について、書いてみました。

別にわたしは今日で本当に死ぬわけじゃないし、明日も明後日も明々後日もそれ以降も生きている予定なんだけど。

でもやっぱり、人っていつ死ぬかわからないから。だから、後悔しない人生を生きたいね。
一度きりの人生。二度ない人生なのだから。


今日のお昼、駅前を歩いていると、広場でウルフルズのバンザイを歌いながら動画を撮ってる人たちを見かけた。結婚式の余興ムービーでも作ってたのかな?

イェーイ 君を好きでよかった
このままずっと ずっと 死ぬまでハッピー

わたしも、"このままずっと死ぬまでハッピー"で生きていきたいな。

上手くいかないことも、しんどいことも、生きてりゃ色々あるけれど。
でも、その分、楽しいことや嬉しいこと、幸せだー!って思えることってたくさんたくさんあると思ってる。

幸せって、きっと自分の身近なところにたくさん転がっているものだと思うから。
そんな小さな幸せに気づける人を、世の中に増やしていきたいな。


これを読んでくれているあなたが、今日も1日笑顔でありますように。




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