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落としてしまったレンズカバーがちゃんと返ってきた

先日、家族でディズニーランドに行ってきた。

久しぶりのディズニーだったので、お写真もたくさん撮ろうと、わたしの相棒のNikonD7200をフル充電で持って行った。娘ちゃんの荷物にわたしの荷物、さらにそこに大きくて重い一眼レフ。そしてヒップシートで娘ちゃんを抱っこして移動するという、超パワフルスタイルでパーク内を移動した。

リュックの中に荷物を全部詰めていたので、背中にはリュック、前ではヒップシートに乗った娘ちゃんを抱っこ、そこからさらにナナメ掛けで一眼レフとスマホ、手には娘ちゃんが脱ぎ捨てた帽子によく使うガーゼ、という、持てるものを全て持つスタイル。ちなみに横で歩いている旦那さんは、わたしのリュックに入りきらなかった荷物を別のリュックに入れて持ち、わたしたちが直接日光に当たらないように日傘を差してくれていた。とにかく、大人はお互いフル装備。

そんな状態だからこそ、わたしは気づかなかった。

カメラのレンズについていた、レンズカバーを落としたということに。

レンズカバー、何かの拍子に取れてしまうことも少なくなかったから、いつか無くしてしまうんじゃないかと思っていた。だから、最初からレンズカバーを外して、ズボンのポケットに入れていたのだけれど、どうやらそのポケットから落ちてしまっていたらしい。

気づいた時はもう夕方だった。あぁ、無くしちゃったなぁ。これはもう仕方ないか、なんて思っていた。

1日パーク内で遊んだ後、最後の最後に「とりあえず行ってみるか~どうせ見つからないだろうけど」という気持ちで、忘れ物センターに立ち寄った。

わたしのレンズカバー、実は、おそらくここで落としてしまったのだろうという見当がついていた。ポケットに入れていたものが全部落ちてしまったタイミングが、午前中のショーを見ている時に1度あったのだ。
室内でショーを見終わって椅子から立ち上がった時、ポケットの中身がいくつか落ちた。それに気づいた旦那さんが落ちた中身を拾ってくれて、「落ちたよ」とポケットに入っていたティッシュやハンカチを渡してくれた。わたしはそれを見て「あぁ、ごめんごめん、気づかなかった、ありがとう」と受け取った。多分そのタイミングで一緒にレンズカバーも落ちていて、そしてそれだけは拾われずにその場を立ち去ってしまった。

なので、忘れ物センターのカウンターで伝えた。

「カメラのレンズカバーを落としました。メーカーはシグマ、色は黒で、真ん中にSIGMAのロゴが入っています。落としたのはおそらく、10:50の回のフォレストシアターの中、1階右側後方の座席です」

対応してくださったキャストさんはものすごく丁寧な方で、「落とされたのに一番近いものはどれですか?探してきます」と、シグマのレンズカバーの画像一覧を見せてくれて、バックステージに探しに行ってくれた。

そして、数分も経たないうちに戻ってきて「ありましたよ」とにっこり。

目の前にあったのは、本当にわたしが落としたレンズカバーだった。

小さいものだし、同じようなものはきっと他にもたくさんあるだろうし、落とした場所は明確だったとしても、なんだかんだで見つからないんじゃないかと思っていた。それが、ちゃんと見つかった。わたしが落としたものが、本当に見つかった。自分の物が手元に戻ってきて、嬉しかった。

今までディズニーには数えきれないほどインしてきたのだけれど、落とし物をしたのは今回が初めて。そして、その落とし物が自分の手元に戻って来るという経験をしたのも、今回が初めて。なんだか、ものすごく感動した。

正直、レンズカバーなんて無くなったら無くなったで仕方ないな、って思っていた。見つからなくたって、たいしてダメージはないな、と。だけど、どんなものでもちゃんと戻って来るディズニーの環境に、こう、何とも言えない民度の高さというか、ホスピタリティの高さというか、仕組みの素晴らしさというか、そういうものを感じた。

ちなみに同じ日、一緒にインしていた妹もAirPodsを落としていたのだけれど、それもきちんと両耳揃って見つかった。これはすごすぎる(姉妹揃って落とし物をしすぎている。しっかりした方が良い)。

もともとディズニーが大好きなのだけれど、「ここは本当に素晴らしい場所だなぁ」と改めて実感した出来事だった。


そんなわけで、今日もおつかれさまでした。




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