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20代前半で婚活市場に飛び込んだら。 【その⑩】

前回のお話はこちら↓

婚活で、忘れてはいけない事がある。
“上には上がいる”ということだ。
「もっと良い条件の人」という意味ではなく、ライバル女性のことを、私は指している。

21歳で結婚情報サービスに登録した私がいる。つまり、結婚相談所には私より若い女性が全国には何名かは必ず存在しているはずだということ。

そして、年齢が同じ人の中には私より条件の整った女性がこれもまた存在するということ。

そして、少し年上の女性になるとまた人数が増えていくこと。

もちろん、おそらく結婚相談所の中ではとびきり若い部類に入る私だが、今までのような婚活をしていても絶対に成婚できないと思った。

だから私は受け身の婚活を辞めたのだった。
特に若い婚活女性というものは“受け身”である。なぜなら、希望する男性が多く男性側も必死にアピールをしてきてくれるからだ。
こちらから全力で行かなくとも、相手が楽しませてくれ、「ありがとうございます〜」だの「すごーい」だの言ってれば交際成立するのは容易である。

だが、それでは選ばれない。
私はある種バチェロレッテだと思う。

ただ、同時にバチェラーに参加している参加女性の1人である。周りは手強いライバルたち。
選びながら同時に選ばれなければならない。

そうなった時に何か一つ同性のライバルに飛び抜けたものがないといけない。埋もれてしまう、比較された時に消えてしまう。
大勢の中の1人から脱するにはそれなりの行動が必要だと思った。

特に、私が好印象だと感じた男性は皆人気なはずだ。人柄もよく、“幸せになれそう”と感じられる人だ。人気がないわけがない。一回一回のデートが勝負だった。

特に、夫と出会ってからは夫以外の男性と交際終了して全力を注いだ。絶対に後悔したくなかったからだ。
この人と交際終了になるぐらいなら他の縁は捨てる、それぐらいビビッとくるものがあった。
だからこそ正直、交際終了にならないか日々不安だった。

4回目のデートの時、私は勝負に出た。


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