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20代前半で婚活市場に飛び込んだら。 【その⑨】

前回のお話はこちら↓

◇前回のあらすじ◇
①穏やかで真面目そうな癒し系男性
②顔の系統が好み・美形な男性
③年収1000万超のいわゆるハイスペ男性 
このパターン別の男性とお見合いを行うことになった。

今までの婚活で学んだことは2つある。
1つ目は、条件が完璧すぎる人は曲者が多いこと。
2つ目は、「選ぶ立場」と思っていると痛い目にあうこと。

『選ぶ立場』と思っている人は言動にそれが表れる。意図せず、言い回しや立ち振る舞いに現れてしまう。そうして“まともな”異性は遠ざかっていく。

いいご縁を引き寄せるには、良いアクションをすることで自然と引き寄せられるんじゃないかと思った。

だからこそ、お見合いは相手への敬意を忘れずに、お見合いという相手との空間を大切に立ち振る舞った。

ただ、相手が序盤から不快な発言をしたり、態度が悪かった場合は容赦無く切り捨てた。

私はストレスの捌け口でも、飲み屋の女の子でもない。そういう輩にまでニコニコ対応するのは、ただただ疲弊するだけなのはわかっていたから。

そして、③の男性に関してはやっぱりと言っていいのか相性が悪かったのか。

もちろん全員が全員、こういう男性ばかりではないと思うが、私が出会ったハイスペ男性はどちらもあまり良い感情を抱かない人だった。

条件がいいからこそ20代女性に申し込む、ということを考えると一定数はこのような傾向の男性は存在する。おそらく男性側も、以前の私のような若さで慢心している女性に不快にされてるのではないだろうか。

2人とも遅刻し、謝りもしない。言い訳なのか仕事の愚痴から始まった。
仕事はできるみたいだが相手の時間を粗末に扱う態度を見ると、今後の結婚相手としての将来性は無いなと感じた。

けれど自然と腹は立たなかった。

彼らは結婚情報サービスの時の”私“なのだ。
『選ぶ立場』と相手より上に立った気でいた当時の私だったからだ。

確かに、結婚相談所での活動で男性が主導権を握ることが多い。最終的なプロポーズは男性が行うことがいまだに多いから、そう考えてしまうのは仕方のないことなのだが、男女の気持ちが揃ってこその結婚である。

男女どちらかの気持ちが優先される、なんてことはないのだ。それをまだわかっていなかった自分の姿を彼らに見た気がした。
私は過去を猛反省した。

あの状態から抜け出さないと、結婚は難しいだろう。

ちなみに①、②の男性とのお見合いは本当に楽しかった。真面目で、相手を尊重する姿勢を持っていた。

このような男性と結婚したら幸せになれる、そう思った。
素朴で穏やかな結婚生活が描けたから。
ちなみに、この中の3人と仮交際に進み、その中の1人が今の夫である。

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