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桜又彩子
2020年7月31日 10:28
山中康裕さんは、京都大学で河合隼雄にユング派の教育分析を受けていらっしゃって、河合隼雄を恩師と仰ぐ精神科医である。この本では、主に遊戯療法や箱庭療法にてクライアントである少年・少女たちと関わった記録であり、子どもに向ける真剣かつ温かなまなざしが印象的である。山中さんは、神経症児たちを「逸脱」させ、「異常」とするのは、その子自身ではなく、もしかしたら社会のほうの問題なのではないか、と冒頭で疑