#企画
接点 #みんなでポエム書いてみた
海辺の朝
誰もいないカフェで聴いた
不思議な旋律
旅先の夜
コンビニの前に繋がれていた
痩せた老犬の目
風にざわめく 木々の梢
水面を照らす 光の欠片
いつもと何ら変わらない
日常の中で
なぜか こだましている音
なぜか 焼き付いている光景
理由はわからないけれど
今もそこにある
無意識の彫刻刀で彫り出された
記憶のモニュメント
それらを時々
ぼんやりと眺めながら
わたしは待っ
小さな後押し #みんなでポエム書いてみた
風の行方にすべてを託し
今日まで生きて 来ましたの
お天道様に見守られ
道々 虫と戯れて
出自に不平はありません
存在意義など問いません
わたし等 しがないタンポポは
自我などとうに 捨てました
風の行方にすべてを託し
綿毛が飛んだら さようなら……
立ち止まっていた わたしの足元から
そんな声が聞こえてきた
その生き様は
清々しいほど 単純で
憎らしいほど 堂々としていた
小
わすれもの #みんなでポエム書いてみた
昨日 現実となった予定も
明日 無効となった予定も
整然と 混在している
あなたが置いていった
その手帳の中に
不確実な未来
不本意な過去
現在だけを除いて
ただ同じ温度で
朝目覚めたら 昨日までの日常が
いとも簡単に 消え去っている
そんな世界
たった今 思い浮かんだイメージが
もう 過去に連れ去られてゆく
そんな世界
わたしたちが生きている世界には
現在なんて存在しないのかもし