オーストラリアの卵が高い理由

こんにちわ。オーストラリアは、何かと物が高いので大変です。その中の一つに、高いなとよく感じるのが卵です。12個入りで$5以上するのは普通で、高いものだと、$10くらいします。私も前から不思議だったので、なんで卵が高いのかザックリ調べてみました。

ケージフリーの卵

ケージフリーというのは、ケージ飼育されていない鶏の卵のことです。このケージ飼育されている卵のことを、バタリーケージと言います。このバタリーケージでの鶏の飼育がとても劣悪であるため、オーストラリアのスーパーではケージフリーの卵が大部分を占めています。

大手スーパーのColesは、2012年に自社ブランドでのバタリーケージの卵の販売を中止しています。もう１つの大手スーパーのウールワースは、2018年までに廃止する予定だそうです。スーパー以外にも、マクドナルドとサブウェイもケージフリーに移行することを発表しているみたいです。2015年では、オーストラリアの53%がバタリーケージの卵、38%が放し飼いの鶏の卵のようで、その割合は大幅に増えています。オーストラリアの新しい基準によると、放し飼いの鶏は1ヘクター辺り10,000羽となっているようです。オーストラリア以外の国でも、特にヨーロッパ諸国でケージ飼育廃止の動きが活発です。

どちらを選ぶか？

ケージ飼育の卵だと、やはり$3くらいと安いのでついつい手を伸ばいてしまいたくなるのですが、私はケージフリーのを買っています。スーパーの卵売り場でも、私の見る限りではケージフリーを選ぶ人が多いと思います。どちらを選ぶかは個人の自由なので、どちらでもいいと思いますが、このような理由を知っておくと値段だけではない選択の幅が広がると思います。

そうはいっても、本当に買った卵がフリーケージなのか、生産者によって育て方が違うので疑問ですよね。ありがたいことに、Choiceがフリーレンジの卵の購買ガイドを作ってくれているので、普段買っているブランドを確認してみて下さい。日本だとケージフリーかバタリーケージなのかで悩んだことなかったので、面白いですよね。日本でもこういう選択肢が増えるといいですね。