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難病・障害・アラフォーの私の妊娠7ヶ月・8ヶ月を振り返る〜体の変化編〜

筋ジストロフィーを抱え歌う小澤綾子のnoteをお読みくださりありがとうございます。
少し体調も良くなり、人生初の主演ミュージカルやコンサートに挑戦した妊娠7ヶ月・8ヶ月目。駆け抜けるように過ぎたのですが少し振り返ってみたいと思います。

体調が少し良くなり、起き上がれる日が増えた


妊娠して7ヶ月になる頃からはつわりも収まり、ずっと起き上がれないくらい体がだるくて眠いという状態から徐々に解放されていきました!
つわりの時は出口の見えない辛さだったけど、6ヶ月後半には体調も良くなり憧れの!?マタニティ旅行(通称マタ旅)にも行くことができました!

妊娠して自重に耐えられず褥瘡になった・・・!

体調が安定してきた良さはあったのですが、自分の体がめちゃくちゃ重くなり、思うように体が動かせなくなったのもこの頃。
体が動かせないので、車椅子に乗りっぱなしで同じ体制で動けずにいたら、なんとお尻が褥瘡になってしまいました。障害を持つようになってその怖さを知った褥瘡。私は軽度でしたが、怖かったです。意識的に体を動かすようにしたら治り一安心でした。

自重に耐えらず夜も寝られない痛み


体が重くて動かせない弊害は寝るときにも出てきました。人は無意識的に寝返りを夜寝ているときにうっているのですが、体が重くて寝返りが通常以上に打てなくなってしまい、夜中ずっと同じ体制で寝ているので体が痛くなって叫びたくなるくらいになってしまいました。
自分では体位が変えられないので、夜旦那さんを起こして数時間おきに体制変更するようになり、よく眠れないのと同時に申し訳ないなぁという気持ちでいっぱいでした・・・

コロナ禍の妊婦は辛いよ!息苦しさ


また、普段から歌ったり喋ったりすることをしているはずですが、この頃からお腹も大きくなってきたせいか、何をしても息苦しくなるようになってきました。特に何もしていないときもマスクをするだけで息苦しい・・・
感染リスクもあるので外すわけにもいかず辛かったです。

赤ちゃんより先に紙オムツデビュー!


元気なサブタイトルを書いてみたけどそしてやっぱり辛いのがトイレ問題・・・
体が重くて、お腹が使えて自分でトイレに移動したりができなくなり、尿取りパットや、赤ちゃんに先駆けて紙オムツのデビューをしました!
障害のある友達の家に行ったときにたくさん積み上げられていた紙オムツ・・・自分とは関係ないと思っていたけどまさか自分が使うことになるとはなぁ。自尊心が傷ついたけど、そんなことは言ってられず、長時間の外出や夜間は紙オムツにお世話になるようになりました。当たり前なんだけど、トイレで排泄できるって本当にスッキリだし、素晴らしいこと・・・
オムツになるとかぶれたり、匂いが気になったり、漏れて服やベッドを汚してしまったり、いろんなトラブルがあって精神的にも追い込まれました。
一人でトイレができなくなるとこんなにも行動制約が出てしまうんだと改めて実感しました。妊娠が終わったらまた一人でトイレに入れるようになったらいいな!

数々のトラブルに負けず強くなる胎動


私のこんなトラブルとは関係なく、赤ちゃんはいたって元気!なのはとっても心の救いでした。6ヶ月くらいから次第に体動が強くなり、7ヶ月には元気いっぱいにお腹を蹴るようになりました。それが楽しくて嬉しくて辛いこともあるけど頑張って乗り越えていこうと思えるようになりました!


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