Relief wear

この5年、ペルーでも日本でも、様々な変化があった。

ペルーと日本を行ったり来たりしてきた中で、国は変われど、変わらず感じていたのは、

「美しく雄大な自然の姿をいつまでも見ていたい」

「やすらぐ時間を届けたい」という思い。


はじめてペルーの首都リマ郊外にある工房で編み物をする女性達を見た時、
外の回りの過酷な環境とはまるで異なる、穏やかな空気と笑顔があった。

理不尽な生活環境や切っても切り離せないマチズモ文化と共に生きる中で、そうした温かい時間を生み出していた女性達に出会い、もっと多くの時間を、やすらぎと共に自信を持って笑顔で過ごせるようになったら…。そんな思いから始めたアルパカ素材のニットづくり。

でもこの約5年、お客様とのやりとりを通して確信が高まり、そして自分自身を振り返っても思うのが、日本の女性にこそもっと「やすらぎ」が必要なのではないかということ。

ますます身の回りの環境変化のスピードが速まる時代。特に30代40代の女性にとっては、仕事と妊娠、出産、育児。
なかなか落ち着いて自分で考えたり、自分のことを考える時間をとったり、
自分を大事にする時間をもつことが難しくなっているように感じる。

非日常でリフレッシュ!とレジャーやイベントに出かけるのももちろんいいのだけれど、そこで活性化しているのは交感神経。時々リフレッシュできても、日々の中で不快なことはできるだけ取り除き、休み、リラックスする時間を持てない限り、
体調や冷えの悩みは改善されないのでは、と思う。

今の多くの日本人の生活スタイルは、圧倒的に自律神経の交感神経優位が過多で、副交感神経が優位になる時間が少なすぎる。

「温かい」ことはもちろん必要条件だけれど、それを超える「やすらぐ」ウェアを作りたい。


Relief Wear 





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