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アルジェリア映画を見て、再熱!アルジェリアへの片思い。


Salut! Ayakoさん

パリの夜は静かですか?夜、パリの街を散歩するのが大好き。
ホテルに帰りたくなくて、ホテルの周りをグルグル歩いていたほど。
早く光り輝くパリが戻ってきますように。

ところで、日本では10月30日から「パピチャ 未来へのランウェイ」という
映画が公開になるよ。この映画のことを初めて知ったのには、Afrique TV5MONDE。監督がインタビューに答えていて興味を持って、早く観たいなと思っていたので、試写が始まったらすぐに駆けつけた!

ストーリーは、

1990年代、アルジェリア。ファッションデザインに夢中な大学生のネジュマはナイトクラブで自作のドレスを販売している。夢は、世界中の女性の服を作るデザイナーになること。だがイスラム原理主義の台頭によりテロが頻発する首都アルジェリアでは、ヒジャブの着用を強制するポスターがいたるところに貼られるように。従うことを拒むネジュマはある悲劇的な出来事をきっかけに、自分たちの自由と未来のため、命がけでファッションショーを行うことを決意する――。


舞台は、アルジェリア“暗黒の10年”。
イスラム原理主義による女性弾圧の真実を少女の視点で描いたもの。
なかなかアルジェリアの映画自体届かないし、ガールズエンパワーメントフィルムとあれば、今の流れ的には観ておくべき作品。

ある程度はアルジェリアの女性の立場について想像はしていたけど、
90年代って、私がピッチピチのお腹出るような服を着たりして好きなファッションを楽しんでいた時。フランスにも遊びで旅行で行きたいと思っていた。でも、アルジェリアでは、当時、若者たちには、自由がなかったので、国を捨てて、フランスや外国に移住することを夢見ていた。映画の中の主人公たちはそんなアルジェリアにとどまり、自分たちの権利や思いを通すために、諦めずに立ち向かう。


そんな時期もあったよね、ではなくて、それは今も続いていて、この作品、フランス版アカデミー「セザール賞」では、2冠に輝いたにもかかわらず、カンヌにも出品されたのに、当局により説明もなしに本国のプレミア上映が中止になった。こんなに勇気を与えて、未来を変える力がある作品なのにいまだにこんな状況なんて全く当時と変わってない、むしろ後退しているんじゃないかと思うと残念。


私は昨年、パリに行った時、アルジェにかつて住んでいた友だちとアルジェに行こうと約束して、エアチケットまで取り、書類も全部用意したのに、何度となく日本のアルジェリア大使館に通っても結局、最後までビザが降りなかったのよ。もう大使館で半ベソかいたからね。 

パリに渡ってからも、友だちがいろいろと聞いてくれたけど、結局、無理。
仕方なく、返金を求め「アルジェリア航空」のオフィスに行くも、人が溢れすぎて、相手にされず。「これがアルジェリアよ」とその場にいた人に言われたわ。(↓悔しいながらも写真撮ってた)結局、叶わなかった私のアルジェア行き。美しいアルジェをこの目で見たかった。

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私の好きな俳優さん、調べるとオリジンがアルジェリアなことが多く、
例えば、タハール・ラヒム。オディアールの映画『預言者』を見た時に彼の演技から目が離せなかった。彼しか追えなかったくらいの衝撃だった。特別イケメンってわけではなかったのに、どんどん魅力が増してきて細くて鋭い目も優しくなって、まぁかっこいい。


そして、彼の奥さんでもあるレイラ・ベクティも大好き。二人ともNetflixドラマ「The Eddy」に出てる。


彼女もアルジェリアンルーツ。力強くて妖艶。ミステリアスな雰囲気も醸し出す。今、Canal+で放映中のドラマ「LA FLAMME」(バチェラーのコメディー)では女性参加者の一人にもなってるんだけど、この「LA FLAMME」、役者が参加者を演じてるからもう予告見てるだけで、笑えるのよ。参加者に、すごい年配の方がいたり、下半身がモザイクの人もいるし、なぜかパンダも参加している。このドラマ、見たいよーー。


話が逸れてしまったけど、フランス人よりもアルジェリア人の方が、どこか近い気がするの。思いが増しているから美化されているだけかもしれないけど、諦めないわ。私の"アルジェの戦い"はまだ続く・・・。
またー。


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