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【カウンセラーの開業】専門性と「こだわり」を勘違いして集客できない方へ

やりたいことを仕事にするのが、開業という生き方です。
しかし、開業カウンセラーとして売上を求めるなら、相手は一般の方です。

一般の方に
・目にとめてもらう
・気になってもらう
・もっと知りたいと思ってもらう
・申し込みしてもらう

ということで、初めて集客になり、売上になります。

しかし、勉強熱心なカウンセラーほど陥りやすいのが、自らの「こだわり」と専門性をごちゃまぜにして考え、結果として集客できなくなる状況です。

電子書籍『公認心理師のための開業3ステップ』に記載してることなのでおさらいですが…

カウンセラー全般:開業3ステップ

(1)専門性を決める
(2)商品をつくる
(3)情報発信をする

という3ステップをご紹介しました。

まだお読みではない方は、こちらからお読みください。
電子書籍『公認心理師のための開業3ステップ』

星の数ほど存在するカウンセラーの中で、「見つけてもらう」ためには専門性が不可欠です。あくまで「売れる」(=集客できる)ための専門性であって、自らの好みやこだわりとは別のものです。

カウンセラーの専門性とは何か

カウンセリング集客の弊害になる「こだわり」とはなにか

・●●療法専門家
・▲▲セラピー

など、一般の方がほとんど知らないものを提供したい!と考えることです。

どんなビジネスでも言われることですが「お客様の視点に立って考えよう」というのが、とても大切になります。

カウンセリングの場合、「お客様」とは「悩みを抱えている人」です。
「お客様」にとって、「悩みを抱える自分」から「悩みを解決・解消した自分」になることが、目的です。

●●療法を受けることが、目的ではありません。

これは、結果にコミットする系の有名なスポーツジムのCMがとても分かりやすいです。あのCMは簡単にいうと3つしか見せていません。

◆ダイエットCM例
・ビフォー(太った身体)
・アフター(痩せた身体)
・スポーツジム名

つまり、、、、
どんな設備があるのか、特別なインストラクターがいるのか、シャワーがあるのか、どこにあるのか、いくらなのか…一切、言っていません。

それでも、超インパクトが大きいのは、「お客様の求める物を見せているから」です。それがアフターの痩せた身体なのです。

ココ、本当に大切なので、イラストでも解説します。

◆ダイエットに悩む方が欲しい未来

理想とする姿への返信

◆ダイエットの療法は不要

ダイエットしたい人は●●療法よりも「未来」が大事!

集客できないカウンセラーが陥っているのは、上記のイラストでいうならピンク色の【興味なし】の部分です。痩せたい人は、痩せる未来が手に入るか否かが重要であって、途中の●●療法には興味はないのです。

にもかかわらず、カウンセラーが陥りやすいのは、

・●●療法を学んできました!
・カウンセリングでは、●●療法をご提供します

といった【興味なし】の部分にこだわってしまうことです。これは集客の弊害になるなら、不要な「こだわり」でしかありません。

カウンセリング集客:専門性とこだわりを区別する方法

ここまでお読みになった方でも、「こだわり」が強ければ強いほど、専門性とのちがいに区別がつかなくなっているかもしれません。

そこで、私自身の摂食障害専門カウンセリングを例に解説してみます。

◆摂食障害専門カウンセリング場合

専門性:摂食障害
こだわり:特定の療法なし

上記のダイエットの例でいうなら、

ビフォー:摂食障害の悩み
アフター:摂食障害の卒業(症状ゼロ・社会復帰)

です。

クライアント様は、年齢もバックグラウンドも異なるので、クライアント様を1つの療法に当てはめるようなことは行っていません。

クライアント様一人ひとりが「本来の自分」を取り戻すことで拒食・過食という症状が不要になり、「自分」として生きていけるようになるのです。それが当オフィスの摂食障害専門カウンセリングのゴールであり、「アフター」の姿です。

カウンセリング:集客がうまくいかない時こそ「こだわり」を捨てよう

開業したばかりの頃は、やはり集客がむつかしいことが多々あります。多くの人に知れ渡っていないからです。しかし、原因はそれだけではなく、これまで良いと思って抱えてきた「こだわり」にあるかもしれません。

カウンセリング集客が上手くいかない時こそ、「こだわり」を捨てるチャンスです。ぜひ、カウンセリングの作り方を見直していきましょう!

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