ショパンのバラード第1番

某フィギュアスケート選手で有名になった曲ですが、わたしが初めてこの曲を聴いたのは、大学の和声の授業でした。

ピアノ科ではなかったので、ピアノ作品はあまりよく知らないんです。

この曲の和声分析を…と音大の授業ではよくある風景なんですが、先生が聴かせてくれたCDはサンソン・フランソワのバラード第1番でした。

わたしはその麻薬的な美しさに魅了され、和声分析どころではなくなりました。

仕事するようになって、バレエの現場でまた、この曲と出会いました。「マルグリットとアルマン」というバレエで、ストーリーは椿姫とほぼ同じ。

1番狂おしいシーンでバラード第1番が使われています。このシーンのためにこの曲を書いたんじゃないかと思うほどで、心臓をぎゅーっとつかまれてしまう。

ショパンは、オーケストラ作品のオーケストレーションは、どうなん??みたいなのがあるけど、ピアノで全てが完成されてるなあ、と思います。

最近になって、iTunes(Apple Musicに変わったんでしたっけ?)で、サンソン・フランソワのショパン作品集を見つけたので、また聴ける。


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