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不登校と諦め④

中学3年生になってもうすぐ3週間。
始まってすぐ、私だけ中学へ行き新しい担任の男性の先生に挨拶をし面談した。1、2年と女性の先生で、特に昨年は先生の方針に親子でついていけなくてかなり悩んだ1年だった。
年明け頃には彼は先生に対して信頼感ゼロになっているようだった。私も同じ気持ちだった故、2月には学年主任の先生に連絡し、3年生になって同じ先生にはしないで欲しいと配慮をお願いした。ご丁寧に他の希望を聞いて下さった為、親子共に話しやすく寄り添ってくれた男性の先生の名前を伝えた。別室登校した際に授業の合間によく来てくれてた先生。その先生はよく、

「〇〇はどうしたい?」
「〇〇はどう考えてる?」
           〈〇〇は彼の名前〉

と言う聞き方をしてくれた。
1、2年の時はなかった事だった。
3年生になり新しい担任の先生が分かる日、この先生から電話が来た時は安堵した。

諦めて、彼に任せていこう、もう何でもいいや。なるようになるだろう。と思ってた半分私の気持ちが変わった瞬間だった。

親である以上、逃れることはできない。
自らシャットアウトしても、あちらこちらから連絡が来る。情報も入ってくる。

向き合うしかないんだ。
向き合っていこう。

〈思い通りに動かないのは、
 私の気持ちも一緒だ。

 どこまでも強く、突っぱねたいのに、
 現実は甘い。

 中途半端で、私が望むように、
 突き抜けてくれない。〉

 引用
 辻村深月ー【オーダーメイド殺人クラブ】


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