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oneflavor
I think about me 11
卒業式まであと1週間ほど前だったと思う。
堅苦しい授業はほとんどなく、卒業制作とか式典の練習とか自習とかの日々。
そんな緩い時期の休み時間か放課後か忘れたけど、3年生では別のクラスだったその人が私のクラスに来た。白い物を渡された。
当時、流行ってた折り方で一枚のルーズリーフで何か包まれてあった。
開けてみたら一枚の写真があった。放課後の教室で私とその人の彼女が話してる被写体。
何でこの写真なの、、と肩を落として胸がズキリとした。
写真の下のルーズリーフに何か書いてあった。たった2行だけだったけど、私の心臓は撃ち抜かれたかのごとく衝撃と感激で満たされた。
そのまま、親友を探しに教室を飛び出した。
〈夢は自分で取りに行く
ージョン・レノン〉
そう、その人のあの文字で書かれていた。
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