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子どもの病気とお金

子どもって、医療助成があるので、
病院代を支払うこと少ないと思いませんか?

特に小さなお子さんをお持ちの方は、この意見に賛成されることが多いと思います。

でも是非知ってほしい…
『中学生超えたらヤバイよ!』

我が家が陥った娘の病気からの経済危機
包み隠さずお話しします…

(前提)札幌市の助成について

札幌市では、小学生のうちは通院・入院時の医療助成があります。

【0歳~小学生までのお子さんの場合】

通院・入院医療費を助成します。
初診時に医科580円、歯科510円の一部負担金が発生します。
再診、調剤薬局、柔道整復、はり・きゅう・保険適用のマッサージの場合は0円です。

https://www.city.sapporo.jp/hoken-iryo/iryojosei/nyuyoji.html#naiyo

再診は0円なので、たくさん病院にお世話になってても、月医療費1,500円程度で済んでいたんです。

でも、これは小学生まで!
中学生からは以下のようになるんです。

【中学生のお子さんの場合】

入院医療費を助成します。
ただし、お子さんの主たる生計維持者の住民税課税状況によって次の一部負担金が発生します。

https://www.city.sapporo.jp/hoken-iryo/iryojosei/nyuyoji.html#naiyo

中学生からは、通院助成がなくなります!
通院に関しては、大人と同じになるんです。

もちろんこれは札幌市の場合。他の都市では、18歳まで通院助成ありとか、そもそもないとか、自治体によってさまざまなようです。

この年齢による助成内容の変更が、かなり我が家に痛手を負わせました…

▼娘の病気の経過はこちらを是非見てみて!

初回検査で◯万円⁉︎

娘が最初に体調を崩した時、また小学生だったため、助成が適用されて、負担は1000円程でした。

脳神経外科で検査した際も、かなり大掛かりな検査をしましたが、この負担額で済んだのです。

大変大変ありがたい…
と思っていましたが、
倒れて市内の総合病院に行った時は中学生。

そこで再度大掛かりな検査をしたら、
なんと2万円!!!

大人と同じなので、当たり前な金額ですが、
衝撃は半端なかったですね…
クレカ使える病院で良かったと心底思いました。

入院助成の意味は?

総合病院で受診後、数日で入院するよう言われ、数日ですが入院していました。

ここで、札幌市の医療費助成が適用されます!

区役所で手続きをして、助成適用の適用書類をいただいたのですが、こう書かれてしました。

○住民税課税の方
原則として、医療費の1割が自己負担となります。ただし、次の限度額があります。

1医療機関等ごとに支払う自己負担限度額(1レセプトにつき)
入院・・・57,600円/月(多数回該当※の場合は44,400円)

https://www.city.sapporo.jp/hoken-iryo/iryojosei/nyuyoji.html#naiyo

通常の医療費負担は、3割です。
それが1割に減額されるが、57,600円までは自己負担が必要なんです…。

小学生ならば580円だった入院費が、1割負担(57,600円まで)となっていたため、数日の娘の入院費は、25,000円程度の負担が必要でした…。

たかだか1ヶ月…
この差で検査代と入院費で5万円近くの差が出てました…

共働きだからこその落とし穴

5万円近くの負担を強いられた我が家ですが、同時に起こったのが、私=母親の就業困難です。

入院中は毎日、面会していました。
ただコロナ禍だったこともあり、面会できるのは母親のみ。その他は父親でも病室に入ることができませんでした。

そのため、私は仕事休んで対応しました。入院中は終日欠勤にして、入院前と入院後に体調崩して病院に急遽担ぎ込むときも欠勤…

有休を使った時もありましたが、有休も底を尽きてしまって、いつもより6〜7万円ダウンの月もありました…

診察費、薬代、交通費!?

今回の入院、通院で
・助成なしで高額になった診療費
・就業困難からの収入ダウン
これで大ダメージを受けている我が家です…

そして今じわじわと家計を圧迫してるのが、
『交通費』
なんです。

実は我が家、自家用車をもっていないんです。理由はいろいろあって、通勤に不要だし、買い物は近くでできるし、私は運転できないし…地下鉄徒歩圏内にいるので、自家用車持つ方がコスパ悪かったんです!

ただ入院した病院も、今通っている病院も、
タクシーで片道2,500円…
メンタルが弱って公共交通機関を使えない娘なので、通院のたびに5,000円の交通費が飛んでいきます…。

だからと言って、今すぐ自家用車を買えるわけもなく、診察代よりも高い交通費支払っています。

はいっててよかった?

ここまで、娘の病気でコンボを決められていた我が家の経済危機をご紹介しました。

そんななか、
子ども医療保険
に入っていたので、収入が増えた面もありました。

でも、保障があるのは入院のみ。

通院保障がなかったので、入院した日数分の保障のみでした…なので、片手くらいですよね…

もうちょっと保障がいいものなかったかな?と思っています。

まとめ

今回のことがあって、
『坂を転がるようにまさかは起こる』
と言われていたことを痛感しました…

今、お子さんをお持ちの方
これから親になる方
には、この『まさか』が起こることがあると、是非知っていただければと思っています。

そして、過去の自分には、
❶どのタイミングで負担が増えるのかをちゃんと見極めて、体制を構築すること
❷子どもの親は私たちだけ!私、もしくは夫が働かずに子どもを看れる体制を構築すること
❸子どもの保険って結構大事!ただ日々の生活負担は考えたいからちゃんと考えること
をやっとけ!と言いたいです。

まだまだ娘の闘病は続いていますし、年を重ねた両親の介護、自分自身の体調など気になることもありそうです…

未来の自分が今の自分に教訓を伝えなくていいよう、今から準備しないとなーと思ってますw

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