大樹に寄らなくていい

ただ単に私が世間一般の価値観から大きくはずれているのだと思うのですが、「寄らば大樹の陰」という考えが大嫌いで。あと流行りものも。(父親の影響かな。)みんながワーワー騒いでいるのを冷たい目で傍観してしまうという性格の悪さ。

1.大学時代にスキー全盛時代→一度も行かなくて、塾講師のバイトにいそしむ。
2.一億総茶髪時代→絶対に黒髪派。
3.大企業への就活を周囲が励む中→小さな会社ばかりを選んで履歴書を出す。
4.結婚する頃ずっとショートカット→結婚式のために髪を伸ばすなんてことはしない。
などなど、若いころだけでもこんな感じ。
結構こういう人、自覚してなくてもいらっしゃると思うんですけどね。
私も気づいたのが結構な大人になってからで。
そして、こういうのが嫌いって自己主張できるようになったのも、結構なオバサン(自分で言うな)になってから。自分のことって意外と分からんものですね笑。

行動の根拠の軸が、自分で納得できないと嫌。人からこれがいいですよって勧められて、理由が納得できればいいのですが、納得できないまま一歩が踏み出せない。なんとなくという波に飲み込まれたくない。

で、仕事の話。大学を卒業してから子供を産むまで、と、子供がある程度大きくなってから働き始めて今まで来ているのですが、まーすべて、小さなところばかり。これは私の中で、自分がなんのためにこれ(この仕事)をやっているのかが分からないと動けないというのがあって。あと、ひとりひとりの顔が見えてないとだめなのと、自由度が高くないとだめ。ゴールまで、ある程度好きなようにやらせてもらいたい(単なるワガママ)。

しかも留学や、出産で、ちょこちょこ退職していて、ひとつひとつの仕事できちんとキャリアを継続させてきていないので、大企業に偉そうにエントリーなんかできないというのもありますが(汗)。

大きくても小さくても、自分がプライドを持って働ける場所が今ここにあるのは幸せなこと。自分を必要としてくれて、好きなようにやらせてくれてる場所にありがたいという感謝の気持ちも忘れないようにしないと。

話がそれましたが、(そんなこんなで前の投稿と関連しますが)周囲から良いお母さんだと思われる行動にも、納得が出来なければ、ずっと反抗中…かれこれ10年以上(長い)。
でも、妻でも母でもない、強い自分を心の中にキープして、外からの力に潰れないようにして、突き進みたい!と思うイノシシ年(もう半ば過ぎてる!でも年女!)。
大樹の陰に寄って、大樹に名前も顔も覚えてもらえないままなら、私は、雑草のほうがいいや。

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