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ベイスターズのお話①

テレビ神奈川にいた2015-2019
横浜DeNAベイスターズのナイター中継でベンチリポーターを務めていました。

よく「元々ファンだったの?」とか
「野球好きだったの?」と聞かれるのですが
全くそんな事はありませんでした。

 

というのも長澤家の謎の家訓の1つに

「プロ野球は見るな!

(但し松井秀喜とイチローは除く)」

というものがあったのです!
きっと父は昔、野球で嫌な思いをしたんでしょうね。笑

そんな野球素人の私がtvkで上司から
「ベイスターズ担当」告げられた時のこと。

上司「プロ野球詳しかったっけ?」

長澤「いや、、、詳しくないです」

上司「大丈夫!そんなに期待してないから」


・・・・

期待してない?



負けず嫌いに火がつきました。
絶対に爪痕を残してやろうじゃないかと!

しかし、そう簡単にはいかないのが
プロの世界です。


当時の私のプロ野球選手知識一覧
↓↓↓

中畑清さん(福島出身なので)
高橋由伸さん(桐蔭学園出身なので)
ラミちゃん(パフォーマンスが面白い)
三浦大輔さん(リーゼント)

以上!


そのうちお三方がベイスターズに縁があるのが奇跡ですが、長い道のりであることは必至でした。

何ができると言ったら、ただひとつ

足で稼ぐこと。


原始的ですか、
福島時代に報道部長から教わった事でした。

ニュース勤務の前後など、時間さえあればハマスタに通いました。
他社の記者さんに恐る恐る聞いててみたり
用具係さんに話しかけてみたり
ひたすらTバッティングを見つめたり・・・

それだけでは覚えられないと長浦やスカスタ、時には平塚にも足を運び
自宅もハマスタとスカスタの中間地点
上大岡に引っ越しました。

とにかく野球に触れる時間を多くして、
球場の文化に慣れることから始めました。
 

人見知りしないという性格が功を奏して、
毎日3人以上に話しかける
という心がけが扉を開けたのかもしれません。

アナウンサー
というと華やかに思われますが
私においては、そのようなキラキラ仕事は
年に一度の特番であればいいくらいでした。

スポーツ取材は拘束時間が長いわりに制限があるので、心身共になかなかハードです。

特に真冬の長浦取材は待ち時間が長く
滝行にでも来たような気分でした。

それでも楽しく続けられたのは
間違いなく監督、選手、スタッフさん、
楽しみに放送を待ってくださったベイスターズファンの皆さんお陰なんですよね。

みんなの事が好きだから知りたい!

「人たらし」って
役立つんだなと実感しました。

いつも読んでいただきありがとうございます! サポート頂けたら泣いて喜びます(´༎ຶོρ༎ຶོ`)