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発達障害で不登校の子どもを持つ母親が、年老いた親(子どもからしたら、おばあちゃん)について考える

遠く離れた、一人暮らしの母。

もう何年も、ずーっと足が悪く、今日は、評判のいい病院の予約を2ヶ月待ちで取った、初診の日だった。

私は付いて行けなかったので、兄に付いて行ってもらった。

初診の日が近づくにつれ、病院に行きたくなくて行きたくなくて、食欲が無いとか、具合が悪いとか言い出す母。

手術する日とかでもなく、初診なのに。

まぁともかく、兄に病院に連れて行ってもらい、病院から帰って来てから、兄と母と3人で電話会議。

手術はどうする?
セカンドオピニオンはどうする?
今後、老人ホームも視野に入れる?

等々…。

私も、不登校児を2人抱え、色々とギリギリな状況で生活している。

今日の母の初診の日も、何ヶ月も前から、下の子の発達検査の予約を取っていて、病院に連れて行く日だったのだ。

手術って言われたらどうしよう?とか、母の不安になる気持ちは分からなくもないけど、3年前に父が亡くなる、何年も前からずーっと足が痛いと言っていたにも関わらず、何とか手術しなくていいと言ってくれる医者を探して通っていたのだ…なので足の痛みは悪化するばかり。

それなのに母は、今日、診察室で「痛くない。」と言ったそうだ。

呆れた。

徒歩5分の距離を、タクシー使っているというのにだ。

しかも、以前、別の病院で、自分でやるストレッチのやり方などのパンフレットをもらっていたり、足を訓練する道具も持っているのに、全くやっていない。

それでいて老人ホームには入りたくないと言っている、80代の母。

もう、いい加減、嫌なことに蓋をして生きていくのに無理があるのでは?と思い、母に、こう言った。

足のストレッチとか運動とかは、自分でやらないとならないんだよ!
私が変わってストレッチをやってあげることは出来ないんだよ!

そしたら、母は言った。

そんな怒ならなくてもいいだろう!
私は死ねばいいのか?

と。

は?この期に及んで、まだ逃げるのですか?と思った。

そして、私はこう言った。

どうでもいい人だったら、何にも言わないよ!
大好きな人だから、大切な人だから、言うんだよ!

と。

私だって、子ども達が発達障害とか、不登校とか、本当はお母さんに相談したい。

でも、全く理解できない母に話しても、母の血圧が上がるだけなので(以前、ちょっと学校に行けてないと話したら、それはそれは大変な事になった)、話すことも出来ない。

私だって苦しいし、子ども達が普通に学校に行けていないと言うだけで、あれやこれや、めちゃくちゃ忙しい上に、私はとても疲れやすい。

長い年月をかけ、母に対して、私を理解してもらうという形ではなかったけれど、その時の母の精一杯の愛情をくれていたのだ…ありがとう…と、思う事が出来たと思っていたけれど、まだまだ何か母に対して思うところがあるのかな~と、改めて考えさせられる出来事でした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました🙇

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