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不登校児の通知表について、不登校児の親として思うこと

うちには不登校の中学生と小学生がいる。

いつも学期末になると、私はよく通知表についての記事を書いているような気がするけれど、やはり今回も思うところが溢れ出てくるので書こうと思う。

不登校の我が子の通知表は、もちろん斜線だらけで評価すらついてなく、きっと先生が記入するコメント欄も、書くことに悩むだろうなと思う。

そして小学校の方の通知表には、保護者メッセージという欄があり、保護者が記入する欄がある。

不登校の子どもの通知表に、保護者が書くことなんてあるだろうか?

二学期は頑張って給食を食べに学校に行けた日もあったね

とか、

三学期はもっと学校に行けるように頑張ろうね

とか、心にも思ってない事を書けば良いのだろうか?

本来なら不登校の子どもに向けての通知表になんて、書くことなんて無いけれど、どうしてもというのであれば、

無理に学校に行かないで、自分の気持ちを大切にできたね

とでも書きたいところだ。

中には、こんな愚痴を書くくらいなら、通知表の保護者メッセージに、素直に書きたいことを書いたら良いのでは?と言いたくなる方もいるでしょう。

しかし臆病者の私は、きっとまた無難なことを書いてしまうと思う…だからこうして、今、noteに愚痴を書いているわけです(笑)

それはさておき、全て斜線の通知表。

そりゃもちろんほとんど学校に行かず、勉強もせずなので評価がつかないのは当たり前。

そして、学校ってところは、勉強の評価が全てというのは百も承知。

でもさ、子どもが、評価すら付いていない、斜線だらけの自分の通知表を見たら、どんな気持ちがするだろう?

学校は、不登校児が通知表を見る気持ちだとか、不登校児の通知表のことまで手が回らないっていうのは分かるけども、子どもが通知表を見たら、少なくともあんまり良い気持ちはしないだろうと思う。

だって自分の評価が、評価すら付かない斜線だよ?…まぁ評価が付いたとしても『1』とか、評価が低いと、やっぱり落ち込むよね。

しかも、モンペ対策だか何だか知らないけど、学校の先生は必ず通知表を渡す前に「評価は付いてません。」と口で説明してくださる。

それが決まりなんだろうけども、こちらからしたら、わざわざ口に出してまで言われてしまうと、傷口に塩を塗られている気分になる。

だって学校行ってないんだもん、評価が付いてないことくらい分かるし、なんなら「あなたは評価を付ける以前に、評価を付けるに値しない人間です。」と言われている気分にすらなる。

それは卑屈だよ…だと言う人もいるかもしれない。

でもさ、斜線だらけの通知表が、一年間に3回も突き付けられるんだよ。

その都度、あなたは全く頑張ってない人間なんですね…と言われているような気持ちにもなっちゃうよ。

繊細な子どもなんかは、どんどん自己評価も下がってしまうってもんだ。

でもね、私からすると、うちの子ども達は100点満点なわけですよ。

自分を大切にして、生きてる。

これ以上のことってあるだろうか。

そして本来ならば、学校に行っている、一日7~8時間もの間、親である私がずっと面倒をみている…無料奉仕で。

なのに、こんなにも頑張っている親も、もちろん、誰からも何も評価されない。

学校のように、勉強を教えたり運動させたり…などはしていないけれど、私は本来、学校に行っているはずの時間もずーっと子ども達の面倒をみているのだ。

不登校の子どもを持つ親のテスト…なんてものが、もしこの世にあるのなら受けたいくらい…来年で、不登校児の親歴9年目(丸々、義務教育😅)になる私は、高得点を取れる自信がある!!

ともかく、私からしたら、これを読んでいる人も読んでない人も、子どもがいる人もいない人も、

親も子どもも、み~んなみんな、100点満点💮💯

最後まで読んでいただき、ありがとうございました🙇






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