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ロンドンの部屋探しが地獄の一丁目だった話

※このお話は実話をベースにしていますが、漫画にする際にいろ~~んなことを端折って描いているので、よい子は真似しないでくださいね!

家を決める際の条件って人によって色々あると思うのですが、私は当初こんな感じで考えていました。

●zone1~2
(ロンドンは中心部に近い地域から順にゾーン1→2→3…と区分けされている。観光名所などはゾーン1に集中している。)
●家賃は750/月まで
●家具付き
●治安が悪くない地域にある
●最寄駅(地下鉄)から徒歩5分以内
●バスタブがある
●部屋に広い机がある
●2階以上の部屋
●同居人は女性
●大家さんは別居
●ペットがいない(アレルギーがある)
●英語環境(英語話者との生活ということ)

ざっとこんな感じですが、家を探す際はとにかく自分にとってなにが必要かを考えるのが大切だなと思いました。
例えば「zone1~2」という条件、私はリサーチのために中心部にある美術館や博物館、イベント等に頻繁に足を運びたいと考えているため設定しましたが、「職場や通学先がzone3にある」という場合は、その近くに住むのがベストかもしれません(郊外の方が家賃も安いしね!)
また、地下鉄の最寄り駅まで徒歩5分というのも、ロンドンは24時間バスが走っているので、必須ではないかもしれません。
実際に北東ロンドンに住んでいる友人が快適にバス通勤していて、私も以前そのおうちに滞在させてもらったことがありますが、バスは本数も多くてほんとに便利でした。

私にとっては必須なんですが、見つけるのが意外に難しかったのが「部屋に広い机がある」という条件でした。私は基本的に自室で、複数のタブレットを開いて仕事をしているので、ある程度の広さがある机が絶対必要なのです。
シェアハウスの多くは「家具付き」物件なので、一見問題なさそう…と考えていましたが、ロンドンのお部屋は結構な確率で狭いので、ドレッサーのみで机がない部屋なども多かったです。(机は自分で買って持ち込んで!という物件もありました。)
「2階以上」というのも在宅勤務ゆえに騒音などを懸念してのことなんですが、日中通勤・通学される方には必須ではないかもしれません。(ある日系の不動産会社に問い合わせた際、「この部屋は道路に面した1階の部屋でうるさい。日当たりもイマイチなので、在宅勤務の人にはお勧めしない。」と言われた際に気づきました。)
ロンドンの物件を探していても、日系の不動産を通じて部屋を借りたりすると、「日本語話者のみ」の物件も見つけられたりします。私は失われし英語力を再開発するために「英語環境で!」と付け加えましたが、英語にまだ自信がないという方や(私も自信はないw)、学校でガッツリ英語だから家では日本語でリラックスしたい~という方には日本語で話せる環境の方がゆっくりできるかもです。
そんな感じで、おうち探しの条件ってほんと~~に人それぞれだと感じています。

で、こちらがアレコレ物申す一方で、貸す方にも要求があるわけでして…
例えば「契約期間は最低1年以上」という物件や、「在宅勤務お断り」(光熱費込みの物件が多くて、それらが嵩むから?)というもの、または年齢制限でアウト!なんてこともあり、すべての条件を満たす物件に出会うのは至難の業だと感じました。

実際に私も、この中でか~な~りの数の条件を諦めて今の物件に決めました…。
果たしてどれが生き残ったのか?どうやって家を決めたのか??は、ぜひ次回以降の漫画で見届けてやってください!

前回のお話はコチラ↓

漫画家が執念で、憧れの地・イギリスに住む話|竹内絢香 (ayakatakeuchi.com)

ちなみに、現在進行形での渡英準備ですが…

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