ナヤノモリマガジン

海外生活の事、子育ての事、日々の学びをテーマに発信するエッセイ。

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最近の記事

なにかを決断する時

よく「どうしてカナダに住もうと思ったの」と聞かれる。 世の中にある「どうして○○しようと思ったの」に対する答えに、 だいたいそんな深いものはない。 みんな適当に答えているという訳ではなく、みんななにかを決断する時は勢いでジャンプしている時が多い気がする。 大きな決断は思い切って飛び込む。小さな決断で微調整する。というように。 私の場合、まずカナダに住もうと決めて、それからワーキングホリデーのビザを取得した。 その時点で、カナダについて私が知っていた情報はほぼゼロだった。

    • 私流こだわり珈琲じかん

      朝、一緒にコーヒーを楽しむのは旦那さんと私の習慣だ。 我が家にはフレンチプレスとネルドリップの2つのコーヒー器具がある。 手間がかからず、しっかりコーヒーの味が楽しめるフレンチプレスにほぼ毎日お世話になっている。 コーヒー豆は、車で10分くらい離れたところにあるコーヒー屋さんがお店で焙煎したフレッシュなもの。 いつも同じお店で買うから、最近バリスタさん達に顔を覚えてもらえてちょっと嬉しい。 そこでは定期的に違う産地のコーヒー豆を焙煎しているので、毎回違う風味のものが

      • インターネットより文庫本が愛おしい

        私が人生で初めて手にした文庫本は、村上春樹の「中国行きのスロウボート」という短編集でした。 今から1年前の話。 たまたま近所を散歩中、リサイクルショップに立ち寄り、そこの本棚にその本は逆さまに置かれていました。 まさかこんな近所で日本語の本に出会えるなんてと感動したと同時に、しかしいったいどのようにしてこの本はこの寂れたリサイクルショップにたどりついたんだろう、いったいどのくらいの間この本棚に眠ってたのだろうなどと考えながら、私は2ドルで初めての文庫本を手に入れたのでし

        • オレンジの砂浜で出会った言葉

          今まで生きてきた中で、ものの見方や考え方を変えられた言葉との出会いがいくつもある。 その中の1つ、私が海外での生活を始めた頃、英語が苦手だった私を勇気づけてくれた言葉がある。 海外生活も長くなってきた今でも、別に自信満々に英語が話せる訳でもないけれど、こっちに来たばかりの頃の私は、人と会話をするときにいつも不安を感じていた。 こんなぐちゃぐちゃな文法で、こんな日本語訛りの英語で、私の言っていることは果たして相手に伝わっているだろうか、と。 そんなある日、夕日を見ようと

        なにかを決断する時