戦争、日本人の私
今晩、フランスのテレビで広島の原爆についての番組が放送されていた。
原爆を体験した日本人と、関わったアメリカ人のインタビューの数々。
そして、実際の映像。。。
印象的だったのは、
原爆は投下しなくても戦争は終わっていたはずという事実。
投下5時間前に原爆が落とされることがわかっていたのに、何もアクション起こさなかった日本政府。。。
戦争孤児たちを助けようとしたり、利用した人たちの話。
小学、高学年の子たちは食べ物にありつけても、低学年はありつけずに、石を舐めて死んでいったとか、
ヤクザたちは女の子を優先して助け、成長した頃には、その子たちが広島の街から姿を消したという話。(売りに出されたんだろうという予測)
火垂るの墓にも描かれてなかった事実が色々あって、涙が出ないくらいショックで硬直した。
アメリカ側では、原爆投下が成功したことのお祭り騒ぎ。
あれから100年も経たないうちに、日本の子供たちはDA PUMPの「USA!」が国の名前とも知らずに歌って踊ったりしている2020年。
それと同じ感じで、なーんにも知らなかったままアメリカに感化されまくって、一年住んでた私。
いや、それができるくらい平和なのは喜ばしいことなのだけどさ。(まあでも実際は平和じゃないのか!?)
生まれ育った日本を離れて、フランスで日本についてのドキュメンタリーを、ソファーに寝そべりながら観て思うのは、
私が日本人であることは特別な意味があるな、ということだ。
やっぱり、原爆を落とされた国で生まれ育ったということは、特別なことなんだ。
たまたまだけど、この番組を観れて、自分が知れてないことを知れてよかった。
私は日本人なんだ、
ということに、
何か使命のようなものを背負っているんだよ、ということを教えられた気がする。
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