若手監督のすごい仏映画を観た

昨日、テレビを見ていたら、ものすんごい若い監督のフランス映画が今日から公開になるとのこと。

誰この人? と思ったら、グザヴィエ・ドランという有名な人らしい。

そうですか。有名ですか。
でも、なんでこんな若いのに有名なんだろう?
大御所しかチヤホヤされない傾向があるように見えるフランス文化の中で
しかも映画の世界で。

いまさら彼の存在を知ったものの、どうして彼がそんなに有名なのか、
その理由を知りたくて、彼の最新作で今日公開になった映画を観てきました。

タイトルは『Juste la fin du monde』(まさに世界の終わり)
http://www.webdice.jp/topics/detail/5180/

ストーリーや内容はともかく、人の感情の動きの捉え方にわしづかみされました。「なんかこのわしづかみされる感覚、他の映画でも味わったな」と、思い出したのは日本の橋口監督の映画『渚のシンドバット』。

今日観た映画の監督も、橋口監督も共通しているのはゲイであるということ。

なんなんでしょう。ゲイであるということで、女性でも男性でもない、特殊な感覚があって、人の感情を映像で表現することに何か特別な才能があるのかな、と感じさせられました。

フランスの俳優や女優をあまりしらない私でも、全員しってる有名な役者ばかり。他の役者さんでは想像できないようなハマり具合でした。

こうしたハリウッドでも活躍するようなフランス人俳優たちが、こぞって彼の映画に出演したがるというのも納得でき、どうして彼が有名なのかこの目で確かめられました。

確かに、フランス映画の新星と言われるだけいらっしゃる。

でも、ちょっと、最後の最後の演出が、映画映画してがっかりだったなぁ。

日本では来年2月に公開されるようです。
http://www.webdice.jp/topics/detail/5180/

この監督の過去の映画はまだ観たことないので、観てみたい。そして、なにより次の作品がもう待ちどうしいです。
好きか嫌いかといわれると、好きでもないのに、どういう映画を作るんだろう? と思わせてくれました。

映画に詳しくないくせに、映画を観てちょっと揺さぶられたので、その思いを記録までに。


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