見出し画像

クラリネット 高音域の出し方♪【後編】

みなさんいかがお過ごしでしょうか?

私サボテンを購入しました♡
名前は、、、、【サボリ〜ナ♡】笑


さて、前回はクラリネットの高音域が鳴りづらい原因についてお伝えしました。今回は、具体的にどんな練習とフォームを心がけたら良いのか、実践的にお伝えしていこうと思います( ´∀`)

前編の記事はここをクリック♪

まずは、、、演奏スタイルをチェックしてみよう!
前編では、高音域の物理的な要因をお伝えしてまいりました。
その他に高音がより鳴りやすくなる為に、身体のフォームをチェックして負担のない演奏を身につけていきましょう!

<アンブシュアを確認しよう!>
強さやマウスピースをくわえる位置によって音色や吹奏感が変化すると言われている「アンブシュア」
歯並びや唇の暑さによっても個々のベストなポジションは異なりますが、ここでは共通してお伝えできるポイントを紹介していきます♪
まず「下唇は噛みしめすぎずに、マウスピースに集まるように(?)唇を集合してみる」事です。
よくクラリネットは「噛んで吹く楽器だ」とも言われますが、噛むにも限度はあります。
噛みしめすぎるとリードとマウスピースの隙間(息が入る部分)がより狭くなってしまって一生懸命吹き込んでもあまり音が響かない&音がひっくり返ってしまう現象を招いてしまうでしょう。
吹きながらマウスピースの位置がズレてしまったり、息漏れの音がする場合はさすがに緩いのかもしれませんが、そうでない場合は必要以上に噛みすぎるのは控えて気楽さを心がけてみてください♪

<身体はある程度の脱力をしていますか?>

クラリネットは、自身の手で支えて吹いているので、多少なりとも腕や肩に力は入りやすいです。
息を吸う際に、一緒に肩が上がっている人をよく見かけますが、これは肩の緊張により硬直があり、呼吸が浅くなってしまっている場合が多いです。
さらに、クラリネットは前に楽器を構えて吹いており、譜面も前にセッティングしているとなると、腕も姿勢も前のめりになりがちです。そうする事で、無意識のうちに「巻き肩」のフォームになってしまう事もよくあるのです。。
まずは、スワブを通す時などの、掃除のタイミングを利用するなどして【こまめに肩回し】を取り入れてみる事をお勧めします。
そして肩というより「肩甲骨」を意識してほぐすのです。
たったそれだけの心がけで、血流を促して息を楽に取り入れやすくする状態を作る準備ができる事でしょう。

<首の位置もとっても重要!>
上記で、姿勢が前のめりになりやすいとお伝えしましたが、前のめりになるのは姿勢だけでなく、【首】も関係してくるでしょう。
屈んだ姿勢では、腰に負担がかかり、バランスを取ろうと自然と首も前に出てきてしまうでしょう。
そうすると、息の流れがスムーズでなくなってしまいます。
そんな時は、いきなり楽器を構えるのではなく【楽器なしで自身の姿勢を整えてみる】ワンクッションを取り入れてみてください♪
その後、そのポジションに楽器を近づけていくのです。
自分が楽器に合わせにいくのではないのです!【自身のベストポジションに、楽器を持っていく】のです!!

この意識により、疲労を感じにくくしていき、心地よい響きを作る状態を知って、その先に高音域のコントロールや音色へと繋がっていくのです。

<ではさっそく練習していこう>

ここからはビギナーさんにお勧めの練習法をお伝えしてまいります♪
ぜひ参考までにチャレンジしてみてくださいね( ´∀`)

<オーバーブロー対策>
「オーバーブロー」=息を必要以上に入れすぎてしまっている事を簡単に言います。たっぷり入れているからOKでは?と感じますが、息がコントロール出来ていない段階で、ただ無造作に吹き込んだとしたらどうなるでしょう?
音が割れてしまったり、音程が下がって不安定なハーモニーになったり、まとまらない響きへと繋がります。世間で言われるロングトーン練習は、実は欠かせないメニューなのです。それは、響きと音色、音程を整えていく奏法技術を得る手段でもあるのです。

<方法>

テンポはメトロノームで「♩=60」で行います。
あとは画像の通りです(笑)
それぞれ吹き心地の抵抗感が異なるかと思いますが、音の出だしから最後まで『音量が小さくならないように』心がけて吹き切りましょう。
この練習は、「アンブシュアがズレないように」「呼吸を整えて息をコントロール出来る為」の目的が含まれております。
●同様に別の音でもチャレンジ♪

テンポは先ほどと同様メトロノームで「♩=60』で行います。
上記画像基に、少しずつ音域を上げていってなめらかに繋げていきましょう!

 慣れてきたら跳躍音を取り入れてみよう

最終的に、上記画像の「最高音域」までなめらかにコントロールできればもう無敵!

<この練習で身につく事>
応用も踏まえてメニューを一部お伝えしました。
練習前に必ず「何のための練習か」「どんな効果が期待できるのか」を把握してからチャレンジしてみましょう♪
上記は高音域にスムーズにコントロール出来るようにするための「跳躍練習」が含まれております。
高音域は普段から鳴らしておくと、苦手意識もなくなりますので、ぜひ日頃の音出しに取り入れてみてくださいね。

じゃ、!また次のお話で♪♪


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?