質問の持つ威力
わたなべあやかです。
ITメガベンチャーでコーチングや心理学などを取り入れ「人とチームを最大化させる風土作り」に取り組んでいます。
今回は、
コーチングの質問が持つ効果について書いていきます。
コーチングというのは、相談者本人の持つ思想やアイデアを引き出して行動を促進していくものですが、そもそも本人自身のことなのに、なぜ他者が介入する必要があるのでしょうか。
自分の言葉を耳で聴いて”気づく”
コーチングの質問の効果を表す言葉でオートクラインという言葉があります。
コーチングではコーチが質問をし回答者はそれに答えますが、
自分自身が答えた回答を本人自身もその耳で聴いているということです。
それによって自分が何を考えているのか、自分の中に何があるのか、今まで認識していなかったことに気づいていく、という訳です。
言葉を紡ぐことで活性化される思考
コーチングを行っていると、良くこんなセリフが出てきます。
これは自分では●●●だと思っていたけれど、言葉を紡いでいく中でそこに違和感を感じて表現やニュアンスを変えるような瞬間です。
話をしている内に、自分でも分かっているはずだったことが実は少し違っていたことに気づく、ということですね。
また、こんなこともあります。
話をしていく中で過去の経験や感情が、他の事項と関係性を見せていくような瞬間です。
こんな風にその人の中にある様々な要素が、繋がっていく思考も促されていきます。
無意識下にあるものに言葉に載せて具現化していく
私たちは非常に多くのことを無意識下で捉えていると言われています。
Emma Young氏は"New Scientist"で脳の活動の約95パーセントは無意識に行われていると述べています。
自分自身が持っている感覚、思考、偏見、感情や価値観、その多くを私たち自身は認識できていないと言われています。
コーチングでは質問という形で誰かに問われることで、その質問に答えを出そうとします。
答えを出す為に、普段無意識下にあるものを言葉というツールを用いて意識化に移動させていきます。
その中で、「あ、自分ってこんなことを考えているんだ」ということに気づいていくのです。
効果を知るには体験が一番オススメ
コーチングの質問が持つ効果については、以上の通りですが、その効果をより理解頂くには体験して頂くのが一番分かりやすいかと思います。
まだコーチングを受けられたこの無い方、ぜひ一度受けてみて、自身の中に何が起こるかを体験してみて頂けると嬉しいです。
実際にメンバーに対して、具体的にどんな質問を投げかけたら良いのか。
実践で使える質問をリストにしてまとめました。
各質問分毎に解説たっぷりでお届けしており、きっとあなたのお仕事の場面で役立てて頂けることと思います。
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