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もう労働はしたくない

仕事をしたくない。
「大人がそんな甘いこと言ってるんじゃない、みんな働いているだろ」と社会からつっこまれるであろうことはもちろん自覚している。


昔はずっと先生になりたくて、そのために勉強していた。
目立つ子がクラスの実権を握り、先生も彼らばかり見ていていたように感じるのは私だけだろうか。おとなしいタイプだったので「先生はわかってくれない」と思う経験をいっぱいした。

だから内面を見てくれる先生が好きだったし、ありきたりだが、1人1人きちんと気を配って内面を見てあげる先生になりたかった。私みたいな、スポットライトが当たりにくい子の味方になりたかった。

しかし、実習を経て長年あたためた熱意すらもひっくり返すほど、学校現場は厳しいものだと知った。

教育実習先の若手の小さなお子さんをもつ先生が、早朝から出勤し、朝ごはんも歯磨きも学校で済ませ、夜は先生どうしで勉強会をする姿。

授業を考えることだけはすごく楽しかったけれど、毎晩深夜まで明日の準備に追われる。朝寝坊が怖くて、起きなきゃいけないプレッシャーが大きすぎて、なかなか寝付けない。ほぼ寝ずに学校に通う毎日。

こんな日々が何十年も続くのか…?自分の全てを捧げてまで生徒に力を注ぐことはできないと思った。


先生にはなれなかった。やりたいことが目の前からなくなって就活を始めたが、ベタベタに装飾したお互いを評価しあう茶番を好きになれなかった。早く終えたくて内定が出たところに就職したら、仕事内容が原因で適応障害になった。


学校現場と1企業の経験しかないが、よくない思い出が多い。仕事とは、身を削って時間を割いて、自分を捧げるキツいものなのだと思ってしまっている。

それが嫌だから、働きたいと思えない。心の傷はほぼ完治しているけど、もうどこかに勤めようという意思はない。だから、自分が仕事だ、労働だと感じないことの中で他者に何かを提供してその報酬をいただく生き方をしていきたい。


最近プロフィールを変えた。
“いつか「個人事業主です」と胸を張って言う。“
発信したからには自分のペースで、口だけじゃなくて、行動で、結果で示しながら目標に向かっていきたい。

先生はできなかったけど、教育には関わっていきたい。子どもでも大人でも、学びの重要性や楽しさを実感して、進んで生涯学び続ける、そんな世界をいろんなアプローチで作りたい。

・文章を書くことを極めて、教育や学びに関する記事を書く

・家庭教師のアルバイトでは、楽しく学ぶことに注力した授業をする

・ノートにメモしたくなるようなコラムや豆知識を盛り込んだ動画を投稿して、暗記になりがちな社会・理科に興味を持ってもらう

・勉強が楽しくなるアイテムやアイデアを考えてSNSで発信する

・好きなことを低価格で楽しく学べるワークショップやオンライン教材を作る

・資格勉強やテスト勉強を楽しく乗り越える短期の学習コーチングをする

今出せる案はこれくらい

やれることから。
もし似たビジョンをお持ちの方が見てくださっていたらすごく嬉しい。

なにしろ経験がないので、経験を積みたい。なんでもするので、同じ目的を持った活動の場に参加してみたい。

夢だと思っていたことを現実にして、自分も楽しみながら価値を提供できる大人に、そんな生き方にシフトチェンジする。


もう労働はしたくない。しなくていい人生を歩みたい。




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