見出し画像

放射線治療シュミレーション&タトゥー

2.15.2022(Tue) 7:45am



この日は朝早い予約だったので
一緒にベッドで眠る息子を横目に夫に一言

「息子を頼みます」

と声をかけ病院へ


ロサンゼルスはあいにくのシトシト雨


ここずっと暑かったのに
今朝はまた冬に逆戻りってくらい寒い



患者の足取りも鈍いのか
パーキングストラクチャーに着いても
ガラガラ


余裕で2階あたりに停車し病院へ



今日で2回目となるKaiser Sunset


フリーウェイを降りてからの
病院の位置が微妙にまだおぼつかず
iPhoneのMAPアプリ「Waze」を
チラ見しながら来た



次からは大丈夫そうだ




前回同様エントランス入って
すぐの受付でチェックインを済ませる



パーキングバリデーションをもらい
手首にリストバンドを付けてもらってから
今日はエレベーターで地下Aへ


これから毎日この地下Aへ行く事になる


地下Aが何階なのかまだいまいち不明


エレベーターを降りて
左に進むと細長いWaiting Roomがある

こちらでしばし名前を呼ばれるまで待機




15分〜20分待ったあたりで
名前を呼ばれ中へ




小さな個室があり
そこで今日の担当ナースから
諸々の説明を受ける




まず先日CT-Scanで赤と青で
マークをつけた箇所の再確認


詳しくはこちら 






正確な照射位置が確認できたら
その位置に数カ所タトゥーを付けます
と説明を受ける




そして放射線治療は3月3日から
トータル25Treatment分


そのスケジュールが書かれた
3月と4月のカレンダー


それから副作用に対する処方
及び治療中の注意事項などを
口頭で説明され
それらがまとめられた紙を渡された



以下が要約した点

・治療が始まったら
患部はマイルドソープで手を使って洗う
(ボディタオルは使わない)




・治療を施す箇所は
非常にセンシティブになるので
日焼けをしない



・治療がスタートして
2〜3週間後から患部に赤みが出始める



炎症を抑える為のクリームとして
Aloe Vena, Aquapher, 
ちょっとお高いがCelendula
 など
99~100% アルコールフリー
ブランドを使う



・クリームは1日に2〜3回
患部に塗っても良いが
治療当日は三時間前から使用しないこと



・患部には温めたり冷やしたりするような
クリーム・ローション・パウダーを使用しない
こと


・シェーバーを使って脇を剃らない
(全身の毛がないので関係ないが)



・脇の消臭剤を使用する場合は
アルミニウム入りのものは使用しない



・ブラを着用する場合は
ワイヤーの入っていない
ゆったりしたタイプのものを使用する


・放射線を浴びる副作用として
吐き気や下痢が起こる可能性がある



ビタミン剤は通常通り摂取しても良いが
1日の摂取量を超えないこと
特にビタミンC,A,Eに関しては注意

・放射線を浴び続けると副作用として
倦怠感やだるさを感じるようになり
疲れやすくなる




以上


コンサルティングの後はこちらの脱衣所で
治療用パジャマに着替え早速治療ルームへ


中には年配の女性ナースが待機していた



この機械がこれから25Treats
お世話になる放射線治療用のマシン


この寝台に頭を機械の方に向けて
仰向けで横たわる


両手を上げ
それぞれ2つのブルーの支えに
腕を乗せた状態でシュミレーションを行う



頭は微妙に右側に傾けた状態をキープ


シュミレーションを行う間は
医者が例に漏れず


息を深く吸って〜
また吐いて〜と何度か指示



その度に胸にフェルトペンで
数カ所マークを付けていく




私の胸の上には
この円形の機械が充てられており
十文字に照らされた緑色のライト
機械から放出されていた


そして先ほど医者が付けた
フェルトペンの跡と
緑色のライトの十文字の真ん中が
ちょうどピッタリフィットする状態にして


何度かまた息を深く吸ったり
吐いたりを繰り返した


本当は上半身裸の状態の写真を
このまま掲載したいのだが
ちょっと気になったので
知り合いに見せたところ

あまりにもショック過ぎて
何気なく見ている読者に
不快感を与えかねないのと


noteサイドから
警告が出る可能性があるので
今回は絵で説明する



これが医者に付けられた胸の上のマーク






そして最後にタトゥを入れられるのだが
これがかなり痛かった



個人差があるので
全員が同じように感じるわけではないが
全部で菱形の角(上記の絵参照)に
なるよう4ヶ所に消毒針を刺された


そのうちの3ヶ所は
チクッとした程度だったが
最後に胸の真ん中あたりに
刺した消毒針が結構深く


「ぎゃー!」と
無意識に叫んでしまった



その後血が吹き出したのか
ナースが焦って何回も
ティッシュで患部を拭っていた



そこに一滴のインクを入れるのだが
横を向いて動かないよう
指示されていたので
実際どんなインクを使い
どんな風に入れたのかは不明



ナースに聞かなかったが
のちに帰宅してから調べたところ
このタトゥーは永久的なもので
洗い流せないとのこと

タトゥーを一切入れた事のない
わたしにはなんだか複雑…


タトゥーを入れ終わったら
デジカメで胸の辺りの写真を撮影




取りあえず今日の作業
(シュミレーション)はこれで終了





3月3日から
いよいよ放射線治療がスタート




頭がフラフラしてくるようなら
Uber使って行こうかな



ちゃんと事故などせず
無事完走できますように…




皆さんも祈っててください



夢はエッセイ本を出すこと。サポートして頂きましたらエッセイの創作費に充てさせて頂きます。ご協力よろしくお願いします!