silent #3　印象に残ったセリフ起こし

あんま興味なかったけど
青羽が好きっていうから見た映画。
「人が恋に落ちる瞬間を始めてみてしまった」って。
なんだそれって思ってたけど
そっか、これか。
こういう感じか。

【高校時代の回想シーン　青羽に恋に落ちた湊斗が語る心の声】

すごく仲の良い友達と、すごく好きな人だったから、うれしかった
すごく切なくて、ちょっとだけ嬉しかった

【高校時代の回想シーン　想と紬の仲睦まじい姿を見て感じた湊斗の心】

ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ、嬉しかった
こんな自分のことも、この時の想のことも許せなかった

【想が紬を振った時に感じた湊斗の気持ち】

青羽２次会行かないの？

【同総会後のファミレスで】

「戸川君2次会行かないの？」の質問に対して、質問で返す感じがなんとも。
「青羽２次会行かないの？」の短い質問返しだけなのに

「紬が行かないなら俺も」の文脈が読み取れて、湊斗が紬主体でいることが優しく間接的に伝わるシーンだと思いました。

楽しくないよ、仕事だもん。
お金もらってるんだもん、楽しくなくていいんだよ

【仕事が楽しいかと聞かれ、紬が現職について吐露するシーン】

自分に言い聞かせている様子が、演技からひしひしと伝わりましたね。
こう思えば、色々考えずに済む。
こう思わなきゃ社会人として生きていけない。という半ば諦めと、でも少しの助けを求めているように感じました。

戸川君会社の女の子に挨拶で体触ることとかってある？
ないよね。
するひともいるらしくてさ。いてさ。
挨拶なんだって。文化の違いかな

【現職について紬が語るシーン】

間違っていることは分かっていても、それを飲み込もうと必死に解釈しようとする紬に心が引き裂かれそうになりました。
湊斗に吐くことで何か変わるかと言えばわからないけど「文化の違いかな」と理解することを諦めながらも、必死に助けを求めているようにも感じます。

ご飯ちゃんと食べてる？
ちゃんと寝てる？

【紬に対して湊斗が心配する様子】

仕事の内容ではなく、紬の心と体の心配をしていることが何よりの優しさだなあ。

いた、つかまえた、Wifi
動画検索して。犬と猫　スペース　仲良しって
かわいいの出てくるから、それ見てて

【仕事をしようとする紬のPCを奪い、気分転換させようとする湊斗】

優しく前向きな言葉や慰めを連ねるのではなく、一旦心の休息をとるために気を紛らわそうと他愛ない動画を見せる湊斗が何とも……泣

大好きなシーンです。
１話でも同じようなセリフありましたが、その発端となる出来事はこのファミレスだったんだと伏線回収。

無理なことってあるんだよ
無理してやったことって、無理なことなんだよ
無理すると、ほんとに全部無理になっちゃうんだよ。

【湊斗が紬に仕事に対して語るシーン】

やればできるってやらせるための呪文だよ
期待と圧力は違うよ

【湊斗が紬に仕事に対して語るシーン】

俺ね、人殴ったことないし、殴りたいと思ったこともないのね
でも、その青羽の職場にいる、青羽に挨拶する奴は
俺会ったら、多分殴っちゃうと思う
青羽ももうそいつに会ってほしくない

【湊斗が紬に仕事に対して語るシーン】

坂元裕二節が炸裂！
なんていうのかな、胸がじわああっと、ぎゅうううっとなりました。
（語彙力皆無だわ）

代わりとか思ってない
好きなひといなくなったから、いる人すきになったんじゃない、絶対ない。
俺分かるから、ほんと。
俺のへその緒ねえちゃんが切ってるから。だからそういうのわかるから。

【紬の弟・光が湊斗に断言するシーン】

この文節の使い方というか、文脈と、セリフっぽくないセリフも
ザ・坂元裕二！ですね。
「へその緒ねえちゃんが切ってるから、だからそういうのわかるから」という一見関係のない物事同士をつなぎ合わせて断言するあたりも。

今好きなのは湊斗、佐倉君はちがう、好きじゃない

【紬が想に語るシーン】

湊斗って呼んでるんだね

【紬が湊斗への気持ちを語った後に言った想のセリフ】

自分と付き合っていた時は一度だけしか名前を呼んでもらえなかった。
それも耳が聞こえなくなるから最後に紬の声を耳に残しておきたくて、「下の名前で呼んで」ってお願いした。
高校時代、湊斗のことは戸川君って呼んでたし。

けど、今の紬は戸川君のことを湊斗って呼んでる。
月日が流れたことが一瞬にして感じ取れる切ないセリフです。

背中に名前呼んで。
昔みたいに名前よんだんです。
でも振り返ってくれなくて。聞こえないから当たり前なんですけど。
でも、どっかでもしかしたらって。どっかの間違いとかって

【湊斗が居酒屋で先生に詰め寄るシーン】

聞こえないなら、振り返らないですよ。当たり前じゃないですか

【湊斗が居酒屋で先生に詰め寄るシーン】

想の方が誕生日早いから、俺の二十歳の誕生日に一緒に飲みに行こうってそれまでお酒飲まないでいるからって言ってたくせに
もう26なんだけど
想、想。無視すんなよ、想


そのせいで別れたの？
それ隠したくて、心配かけたくなくて消えたの？
想らしいよね、隠すとか、別れるとか
そういうふうに決めちゃうかんじ。

紬に迷惑かけたくないとかわかるけど、わかるけどさあ
なんで俺に言ってくれなかったの？
なんか力に。なれないけど、なれないのわかってるけど
でも言ってくれないのはさ

【湊斗が想と再会して気持ちが溢れ出し、想に聞こえないけど泣きながら訴えかけるシーン】

なんかあったよ、いろいろある
簡単に受け入れられないこと、いっぱい
想の方がいいんじゃないかって、取られるんじゃないかってそう思ってそういうこと気にして
イライラしてる方が楽だったから
想のこと悪く思えば、楽だったから
友達の病気受け入れるよりずっと楽だったから
名前呼んで、振り返ってほしかっただけなのに

【紬に対して湊斗の感情が爆発するラスト】