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亡くなった人との心残りを解消した悲嘆療法の話(4)

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この記事は私のYouTube動画を書き起こしたものです。
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(承前)

悲嘆療法って具体的にどう進めるかですけど、まずはお客様がどなたとお別れされて、今どんな思いでいらっしゃるかお話を伺って、悲嘆療法を終えた後にどうなっていたいか、ご希望を伺う。そのあと、催眠状態にお客様をお入れして、その状態で、お客様がお別れしたその方の魂というか、そういう存在に、お客様のところに来てもらうんですね。

悲嘆療法のセッションの時に「登場する存在」については、解釈はいろいろあります。文字通り亡くなった方の「霊や魂」に出てきてもらうという解釈もあれば、お客様の心の中に残っているその亡くなった方の、なんというか、存在、その方との記憶や思い出などの色んな意味での「情報」、エネルギー、気配みたいなものを呼び出して対話する、とか。まあ色んな説明の仕方があります。悲嘆療法のメカニズムについては、前世療法以上に、深入りするのはナンセンスかなと思っているので、あえてこれ以上は踏み込みません。とにかく、お客様の心が軽くなったり、ちょっとでも前向きに生きていける助けになれば、それでいい。

で、まあ今回お話している悲嘆療法では私はお客さん側、セッションを受ける側だったんですが、自分が悲嘆療法をガイドする側の時は、とにかく、お客様がどんな思想信条の方であっても、その方がもっていらっしゃる信念にフィットする形で進めることを最も重視しています。まあ、言うまでもないことなんですが。

話を元に戻すと、悲嘆療法では、セッションを受ける人が催眠状態になって、そこにお別れした相手の何らかの存在に出てきてもらう、そして、そのお相手とお客様が対話する、そういう形で進んでいきます。

亡くなった人と向き合う、対話するんだけども、その際に「視点交換」という手法を使います。これは前世療法の中でも頻繁に使う手法で、その目の前の人の中に入って、その人物の視点から世界を見る。世界を体験する。そうすることによって、より多面的な視点を得たり、相手の気持ちを深く理解できたりする。そのような効果があります。


続く


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