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来年はアフリカに行こう

夢や目標の実現は宣言することから始めるのがいいらしい。だから、来年アフリカに行こうと思ったことを今日は書こう。

次はアフリカだっ!と今年は3回思い至った。3回もあったら、こりゃ行くしかない。

1回目は2月末だったか3月頭だったか。
私は20年来の旅友が住むバリ島にいた。その友達夫婦に、バリ島のオシャレなクラフトビールのブリュワリー兼レストランに連れて行ってもらった。田んぼ風景が広がるオープンエアのお店で、風が気持ちいい。店そのものがアートでカッコいい。田んぼの絵を覗いているような気もするし、逆に絵の中に自分がいるような気もする。錚々たる数のクラフトビールのタップが並び、テンションが上がった。しかも、お料理にも感動。カレーのようでいてカレーではないけれどカレーっぽい、お米のディッシュ。魚のフライも、味付けが知っているようで知らないようなスパイス感があった。そう、このお料理が、インドネシア×南アフリカの fusion だったのだ。
その理由は聞けば簡単で、そこのオーナー夫妻の奥様がインドネシア人で旦那さんが南アフリカ人だから。そして、敷地内にバオバブの木が並んでいた。旦那さんが、ここに植えてみたけれど気候が異なるから大きくならなくて…と残念そうに教えてくれた。旦那さんに聞いた南アフリカのヨハネスブルグは、かなり面白そうだ。本物のバオバブの木を見に行こう。クールな街へ遊びに行こう。そうだ、マイルを貯めて!

2回目は桜が散った後、少し暖かくなってきた5月だったと思う。
tamaki niime という、全て一点ものとして作っている播州織の服屋さんのショールームに行った時。糸から布から創るというブランドとしての全力投球に感動した。そして思ったのだ。やっぱり、服はいい!楽しい!ファブリック最高!
このブランドは斬新なことをやりながらも播州織の基盤は外さない感じがした。播州織は兵庫県のあのエリアだからこその柄や色合いであって、他の地域の織物はきっと風合いが違うのだろう。ファッションに詳しくないけれど、そんな憶測をして1人で納得した。だからやっぱりアフリカに行かなあかん!アフリカの生地のパワフルな色合いや柄は、きっと土地のパワーゆえなのだろう。見に行こう。買いに行こう。

3回目。最近だ。
『国マニア』という本を読んでいる。5、6年前に買ったまま積読していた本なのだが、コロナ禍は特に読む意欲が湧かずにいたのだけれど、先日、題名が目に留まり読み始めた。世界にはいろいろな事情と歴史の上にいろいろな国があるらしい。へーっ、はーっと漏らしながら読んでいる。
そこへ、すっかり忘れていた Amazon からの配達が届いた。『 Africa is not a Country 』というペーパーバック。そう、日本語にすると「アフリカは国ではない。」あ…と思い出した時に声が出た。6月にアメリカの空港の売店で見て、Amazon で見たらペーパーバックが後日発売になると書かれていたからポチったものだ!ちょうど『国マニア』もアフリカの諸国の話を読んでいたところだったから、これは運命としか言いようがない!

早速読み始めてみたら、ガツンとくる内容だった。

「多くの人は、アフリカがサファリと民族衣装とダンスと戦争紛争内争の国だと思っているだろうが、まず、アフリカは国ではない。」と始まる。アフリカ大陸には54の国があるそうだ。この筆者はナイジェリア人。「ラゴス」という都市名を見ても全くピンとこない東の果ての小さな島国の私。世界は広い。知らないから怖いだけで、知ったら温かい。来年はアフリカへ。マイルで⁉︎

さぁ、しっかり買い物してマイルを貯めるぞー!

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