私が応援したい本屋さんの特徴

緊急事態宣言が出され、私の地元の書店はしばらくの間休業することになった。

こんなに長い期間あの書店に行けないのは久しぶりだ。
いや、初めてと言った方がいいのかもしれない。
長い期間、書店に行けなかったことはあるけれど、その時あの書店は閉まってはいなかった。ただ、私があの書店に行けなかっただけ。私の事情だ。
今回とは違う。

長い間、書店に行けない中で考えてみた。
私は、どうしてこんなに本屋さんが好きなのか。どうして本屋さんを応援したいのか。
そして、応援したいと思う本屋さんにはどんな特徴があるのかを。

宝探しをする場所

私が本屋さんを好きな理由は
簡単に言ってしまえば、本を手にとって買えるからだ。
私にとって、本屋さんで本を手にとって買うのは「宝探し」なのだ。
限られたスペースの中で書店員さんが並べてくれた中から、自分の求めている本を探す。意識的に求めているものを買うこともあれば、偶然目に止まった本を買うこともある。
私にとって本を買うということは、宝の山の中から自分にぴったりの宝石を見つける宝探しなのだ。
ネットで本は買えるけれど、リアルに本を持って感じる手触りや匂い。パラパラ見出しを流し見して、気になる場所を立ち読みする。買おうがどうしようか何度も棚の前を行ったり来たりする。
そんなやりとりができるリアル書店が私は好きだ。
地元の書店が大好きだ。

本屋さんと積み重ねた歴史

私には応援したい書店と本屋さん3つある。
一つは地元にあるチェーンの書店。
後のふたつは個人書店さんだ。
それぞれに良さがあり、応援したい理由があった。

【地元のチェーン書店を応援する理由】

歴史があるからだ。一緒に年齢を重ねてきたからだ。
私の人生とほぼ同じ時間をその書店さんは、同じ土地で過ごしていた。
私の読書を支えていてくれた。
長い時間を積み重ねた信頼感。
あの書店に行けば欲しい本は大抵手に入る。
こう思える書店が地元にあることがどれだけ心強いことか、休業して初めて気づいた。この当たり前を守るために、どれだけ書店員さんたちや経営者の方々は頑張ってくれていたのだろう。
歴史は一歩ずつの積み重ねだ。一朝一夕でできることではない。
何人もの名前も知らない書店員さんたちがつないでくれた書店のリレー。
コロナが来ても生き残る書店になって欲しい。
できることはわずかかもしれないけれど、応援したいと思っているファンはここにいます。応援する窓口を広げてください!

今、私ができるのはe-honと言うサイトでお気に入り書店に登録して本を買うことくらいしか思い浮かばない。
何か支援する窓口やオンラインイベントができないかな、、、。

【2つの個人書店さん
地元の書店の取り組みはなかなか転用しづらい。
そこで2つの応援したい個人書店さんについて考えてみた。

顔が見える。顔を知っている。【認知を獲得するための発信】
どちらの店主さんもメディアを通してお顔を拝見したことがあった。
店主さんの人柄や選書が魅力的なんだろうなと思って私はその本屋さんとつながりたいと思った。
一方的でも相手のことを知っている。
この人の働いている書店に行ってみたいと思える発信がされているかどうか。
私は、この本屋さんたちの情報が発信されなかったらきっと知らなかったし接点を持とうと行動もしなかっただろう。
どうか書店員さん。大変な時だからこそ発信をやめないでください。
まだ、発信をしていない方は今からでも発信をしてみてください。
あなたの発信できっかけが生まれるかもしれない。

だけど、ただ発信をすればいいわけじゃないよね。
一つ一つ発信を積み重ねて、信用を得なければいけない。
私がこの2つの本屋さんを信用したには理由がある。

【この本を売りたいという熱量】
私が2つの書店さんに惹かれたのは「選書」という取り組みをしていたからだ。
この人のお店なら自分にあった本を勧めてくれるのではないか。
この書店にしかない本がある。
どの書店でも選書をして棚に本を並べているのだと思うのだけれど、
「何としてもこの本を売りたい!」
そんな熱量がある本はどれくらいあるのだろう?
そして、売るためにどんな工夫をしているのだろう?
きっと工夫されているんだけれど、それが伝わっていないと届きにくいよね。
私は、熱量を持って本を売ろうとしている人たちが大好きだ。
熱量がただあっても届けようとしなければ届かない。

私は、本が好きだし
本にはすごい力があると信じている。

だけど、本の持っているエネルギーだけではもう売れる量には限りがあるんじゃないのかな?
娯楽が増えた時代。
本の力にプラスαの付加価値をつけていくのが書店員さんや出版社さん、作家さんに求めてられいることなのかな。

私の本棚には思い出のつまった本がたくさんある。
本との思い出。
そして、本屋さんとの思い出。
あの本屋さんで買ったな。
あの本屋さんで勧められて買ったな。
思い出のある本はなかなか手放せなくて本棚から最近は本が溢れているのだけれど、、、笑

私が応援したくなる本屋さんの特徴のまとめ

①この人が働いている本屋さんで本を買いたいと思わせる発信をしている。
②この本を売りたいという熱量を届ける工夫をしている。

この危機的状況でストップすることなく新たな挑戦をしている本屋さんを私は応援したい。
できるだけ多くの本屋さんに生き残って欲しいと思うし、そのお手伝いをしたい。だけど、全ての本屋さんを助けられるほどの力私にあるわけじゃない。支援するお金にも限りがある。

オンラインのつながり

リアル書店で本を買うことが難しいなら
オンラインでつながりを作っていけばいいと思う。

オンラインでどんなつながりが作れるのかは
個人的にこれから実験する予定だ。
実験の結果が出たらそれもnoteに書こうと思う。
がんばろ!

個人的な思いをつらつらと書いてしまいました。
ここまで読んでくださってありがとうございます。

書店員さんの熱量のある発信待ってます!
熱量のある発信にプラスα応援する仕組みを載せておいてくれると喜んでリツイートします!

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