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ソリで登下校した小学校時代

なかなかない経験であろう思い出なので
二十何年前の記憶を思い出しながら書いてみる

小中学校は地域の普通学校を通っていた
いや、通わせてもらっていた

車椅子デビューはピカピカの小学一年生の頃。
でも車椅子の大弱点は雪道。
埋まって進まない。今も冬は大嫌い!

そこでどういう経緯でそうなったかは
思い出せないけど
冬の間は、自分の体も小さかったしソリで登下校することに。

母、もしくはクラスの友達に引っ張ってもらいながらソリで登下校して
学校に着いたら、学校に置いてある車椅子に乗り換えるという感じ。

ホーマックで売っているような
よくある大きめなソリ(カバンも乗せるし、大きい方がまだ安定するから)
あえてその色を選んだのかその色しか売ってなかったのか分からないけど、いつも赤色のソリだった記憶。

登下校中、引っ張ってくれた母や友達は
私なんぞ一切気を遣わず、
遠慮ゼロで引っ張るもんだから、前後左右にガタガタ揺れまくりで超絶不安定。
今思えばジェットコースター並じゃないかと思うくらいスピード速くてスリリング。
雪も酷いのでソリの中に雪もどんどん入る入る。
ソリの中に雪が溜まると凄いことになるので、
ひっくり返らないように体重を左右にかけながら
中に入った雪を外に投げ続けながら
と乗っている方も何気に忙しかった(笑)

ソリがひっくり返ることも何十回もあって
ひっくり返って外に追い出されて
引っ張ってくれる側はそれに気づかず、数メートル先に行ってしまう事もよくあった。

あれ?軽い!って振り返り
あっ!って慌てて戻って、ソリから落ちた私を回収。
そしてまたスリリングなソリプレイ開始。

勿論、公園やグラウンドの小山で滑って遊ぶ為の道具であって、道中人を乗せて移動するための物ではないので耐久性は低く脆い。

登下校を繰り返すと
ソリもすぐ割れて穴が空く。
そこから雪がモリモリと入っていくのである。
家のお金がそんなになかったであろう当時は、穴が空く度に買い換えていられないので
ガムテープで何度も補修して、
完全にソリがぶっ壊れるまで使い続けた。

今思うと、有り得ない経験(笑)

幼稚園児の子でさえ、
ソリに運ばれて道中、移動するなんてなかなか見ないものね。時代なのか?いや当時もなかなかなかったんじゃないか?

母も友達もよくやってくれたなと思う(どういう目線)感謝。

今は、流石にソリは厳しいので
電動車椅子で雪道の中を埋まりながら
家族や友人などに助けてもらいながら、外出している。

ま、冬の間は大半引きこもりにはなるけどね。
ほんと雪やだわー
あと4ヶ月で冬がやってくると思うと、憂鬱。


以上、ソリで登下校の思い出話終わり。



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