精油(エッセンシャルオイル)って飲んでもいいの?
1、アロマってなんとなく良さそう
子育て中のお母さん、特に乳幼児がいらっしゃる方はアロマに興味を持つ機会も多いかと思います。
私自身も、子どもが赤ちゃんの頃、初めてアロマのに出会い興味を持ちました。
「子どもを守りたい」という母性のなせるわざなのか、アロマは安心、安全、そして効果のある、しかもなんだかおしゃれな感じ!
なので、おそらく多くのママ世代には受け入れられやすいという側面があろうかと思います。
だからといって、何でもかんでもアロマならいいというわけではありません。
強い効果があるからこそ、注意点を守ったうえで使わないと、その反面ある程度の危険も伴うので、しっかりとそこは見極めていかなくてはなりません。
ネットワークビジネスとしてアロマを勧めているところもあるようですが、相手が言っていることは正しい情報なのか。
一人の母親として正しい見方ができるようになりたいものです。
2、フランスでは精油を飲むという治療法がある…が
フランスではアロマテラピーと呼ばれ医療現場でも精油が使用されてはいます。
治療法として精油を飲むことはあるのですが、実際精油を飲むときは、医師など資格者の指導の下、カプセルに入れるなどして服用しています。
そしてずっと飲み続けるのではなく、一定期間を決めてその範囲内だけの服用にとどめています。
とり過ぎると重大な問題につながる可能性があるのです。
これだけはお伝えしたい。
なんとなく「精油は飲める」の部分だけを聞いて精油をそのままコップで飲むのは決してやらないでください。
のどの粘膜などにつくととても危険だからです。経口毒性があり、最悪死に至ることだってあり得るのです。
精油自体はとても強い力を持っています。
原液だったらなおさらです。
非常に刺激が強いものもありますので、直接飲むことや原液をやみくもに直接肌につけるはやめましょう。
一部、原液でもOKな精油もありますが、それでも毎日続けることはNGです。
3、唯一口に入れても良いといわれる精油がある
私が一番長いことお世話になっている精油はティートゥリー。
風邪のひき始めでのどが痛いなんでいうときはティートゥリーの出番です。
ティートゥリーの精油を入れた水でうがいをするととてもすっきりして、痛みが治まる感じがします。
とても強い抗ウイルス、殺菌、殺真菌作用があり、効かない菌はないとも言われるほどです。
唯一口に入れても大丈夫と言われるティートゥリーですが、それでもできれば1日1滴までにとどめておきましょう。
そして、長い期間続けての摂取はやめましょう。
4、精油の注意点
精油の情報を伝えるにあたり、皆様には何より早合点はしないで欲しいと思っています。
強い効果があるからこそ、使い方によっては毒にもなる。
ただなんとなくで「いいって聞いたから」使うのではなく、
しっかりと目的をもって、安全な範囲で取り入れていただきたい
という思いがあります。
私自身も危険性を知ったうえで、できるだけ安心安全な情報をお伝えしていきたいとは思っています。
特に小さい子どもさんがいるご家庭では、
誤って子どもが精油を飲んでしまったらそれこそ命に関わるような大変な事態になってしまう。
そうならないために、母親はしっかりと危機意識・自衛意識を持ってください。
精油にはそれほどの力があるということをしっかり理解したうえで、上手に利用していただきたいと思っています。
サポートしてくれなんて滅相もありません。 もしそんな奇特な殿方・ご婦人がいらっしゃった場合は、感謝しすぎて鼻血が出ることでしょう。(出なかったらすみません) そして大切なお気持ちは ”恩送り” に使わせていただきます。愉しくて温かい ”和” が広がりますように。