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私立小を辞めるということ

私は今まで長女の通う私立小について、いくつか記事を書いている。


基本的には学校に対するプラス評価の内容ばかりなので。

リアルな知り合いで私の記事を読んでる人には、
「AYAさんのnoteを読んで、ここの小学校いいな〜と思って、進学を検討してるんです!」
と言われたこともある。


そういう声をいただくと、私がポジティブな面しか書いてないので、この小学校を理想化させすぎちゃったかな…と心配になったりもする。

あんまり良いことばかり書いてるから、久しぶりに会った大学の友達には「ずいぶん熱心に書いてるね!COI(利益相反)が気になるわ(笑)」と言われたくらいだ。


そもそも学校名を出していないし、私も匿名なので、いくらこの学校の良い点をアピールをしても、もちろん私にはなんのメリットもない。

純粋に私がいいな、おもしろいな、と思ったことをつらつらと思うままに書いているだけだ。

ただ、それだけ読んでると、すごく理想的で素敵な学校!と思ってしまう読者もいるかもしれないが。

実際はパーフェクトな学校など存在しないので、もちろん娘の学校にも問題点やトラブルは色々ある。

学校の方針が合わなかったり、様々な原因で、この小学校を退学した生徒も一定数いる。


公立の小学校だと、親の転勤などによる転校はあっても、「自主的に学校を辞める」という選択はあまりない気がする。
(最近は長期間不登校で、実際には通ってないという子は多いかもしれないけれど)

なので、最初にお友達が学校を辞めるという話を聞いたときは、なんだか不思議な感じがしたし、選択的に去っていくことを寂しいなと感じた。

ただ、娘の小学校は数年前に開校したばかりのため、校風もまだカッチリ決まった感じでなく、実際に入ったら思ってたのと違った、期待外れだった、という保護者とのミスマッチも比較的起こりやすいだろうと思う。


クッションやハンモックのある図書コーナー


うちの長女と同学年でも、昨年度の1年間に辞めた子は数名いた。

他学年の情報も加味すると、開校から2年の間に辞めた生徒は、私が知るだけで10人以上はいる。

ここの学校は、正直学費も一般的な私立小より高く、個性的で尖ってるぶん、合う合わないが結構分かれる学校だと思う。

新設校ならではの新しい問題も次から次へとわいてきたり、学校のルールや運営方針がころころ変わったりすることも多いため、それに対して怒る保護者も少なくない。

最近は通学バスや給食に関する問題が勃発し、学校と保護者がぶつかることもあったりで、詳細は書けないが、想定外のことやトラブルはいろいろある。


上級生だと編入生も多く、他校(公立、私立、インターなど)から学期途中に編入してきたけど結局元の学校に戻る子、また新しく違う学校へと移る子など、パターンも様々だ。

公立との大きな違いは、やはり学費が高いので、だらだら不登校を続けるということは基本的にない。

しばらくの期間子どもが行き渋ることが続くと、最終的に退学という選択を保護者はせざるを得なくなるようだ。


探究学習で生き物と触れ合う生徒たち


私はたまたま、もともと個人的に付き合いがあった保護者で、退学を選択した方が数名いる。

それぞれに退学後落ち着いてから会う機会があり、新しい学校でお子さんがどんな感じだとか、なぜ退学を選んだのかなど、ゆっくり話を聞かせてもらう機会があった。


(あまり学校についてネガティブな事は書きたくないけれど、この記事の後半は少し学校の内情に関することや、私が以前モヤモヤした事を書いてるためクローズドの記事にします。)

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