見出し画像

あの日のいじめっ子よ、お元気ですか??

毎週毎週楽しみだった虎に翼も、今週でいよいよ最終回である。
昭和のお話ではあるけれど、やはりドラマは我々へのメッセージ。三淵さんの人生をそのままなぞるのではなく、三淵さんが今の時代を生きていたら、どんな選択をするだろうということというところまで、思いを馳せていた。寅ちゃんはいわゆる分別のあるいい人ではあったけど、決して完璧な人間ではなかった。

なぜ人を殺しては行けないかって??理由がわからないからやっていいのではなく、わからないからこそやらない。奪う側にならない努力をすべきと思う。

うんほんとそれ。寅ちゃんは美佐江さんを何をしてくるかわからない恐ろしい人間と勝手に決めつけていて、それが過ちだったと言っていた。

わたしは長いこと、いろんな人のことを決めつけていた。どうせわたしのことを嫌うんだな。なんか怖いな。って。小学校の頃、わたしのことを嫌い続けてきた女の子がいた。その子は、わたしが仲間外れにされたり、先生に怒られたり、みんなに嫌われたりすることを喜んだ。わたしはその子のことをできるだけ視界に入れないようにしていた。しゅんとしていれば、いじめがいがなくなっていなくなるって信じてた。でもその子はわたしを嫌うことをやめなかった。卒業して顔を合わせなくなるまで。その子はわたしの心の中からはいなくなってくれなかった。この子だけじゃなくて、脳内で、いろんな人がわたしに死ねって言っていた。わたしに死ねって言っていたのは、わたし??わたし今ならわかるんだ。この子も色々辛かった。小学校4年生のとき、この子にいじめられていると親にいった。母はその一言を聞いてすぐ、先生に電話してくれた。わたしと深く話をすることなく、すぐに外部に繋げちゃう母なので、あまり相談はしたくなかった。けれどもこれで、ものを取って走って逃げるとかそういうことはしなくなった。小6で再び同じクラスになった時は、陰口のみだった。誰も守ってくれなかったのは、わたしの人望です。担任の先生によると、この子はかわいそうな家庭に生まれてきたらしい。卒業アルバムのメッセージではお母さんに逆らえると書いていた。わたしは、両親が年をとってから生まれた一人っ子、愛されて育っている。親が言うほど可愛くないのは自分で気づいていたけれど、自分は特別だ、なんて思っていた。自分が思う可愛いを極めていこうって言う気概があれば、また違ったのかな??抵抗しない、バカで気が弱いわたしを選んだって言うのもあるかもだけど、そんなわたしを見て何不自由なく幸せそう。少しは罰を受けるべきだわ。って思ったんでしょうね。余計なお世話だわ最低。わたしもね、誰かにそんなこと思った。わたしだってくそだから、あなたの考えに思いは巡るよ。脳内で、12歳のわたしと彼女に、30歳のわたしがお説教。ちょっと悲しい記憶から解放されつつある。でもねわたし、いまだにあなたに給食を配らなかったこと、後悔してない。人づてに泣いていたことを聞いた。多分給食美味しかったから、結構凹んだことでしょう。いい気味。少しは罰を受けるべきだわ。30歳のわたしだってお説教されるべき存在。あなた、どうせどこかで、誰かを傷つけたことについて内省せず、傷つけられたことをウジウジいつまでも気に病んでるかわいそうな三十路クソババアやってんでしょ??わたしも一緒だわ。あなたに会えることは生涯ないだろう。その後出会えた、奇跡的に良好な関係を気づくことができた方々に比べたら、あんたのようなつまんない女、会わなくてええわ。いらない。でも、どこにでもいる女の子だったなあ。アクションを起こせるのは、小学校の時だけだった。お手紙書けばよかったかなあ。お互いに楽しく学校生活を送るために親や先生巻き込んで、どうすべきか話し合うの、大いにありでした。ふふ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?