看護師がうつになった。⑪3月
2月の終わりに受けた子宮頚がんの検査結果は変わらず、「軽度異形成」
また半年後に検査を受ける。
甲状腺は、別のクリニックに紹介状を書いてもらい受診。
追加の採血とエコー。
エコーでみると、甲状腺の腫脹はないが、血流と粗い所見があって、「何かしらはある」と。
その後の採血結果から、バセドウ病が判明した。
メルカゾールを週に4回内服することになる。
3月18日
眠剤はその前からゾルピデム10mgにしていた。
相変わらず早朝覚醒。
なかなか、午前中に体を起こすのが難しい日々。
精神科の主治医からは、「やっぱり一人だと難しいのかな。訪問看護とか、デイも検討しましょう」と言われた。
いやいや、ちょっと待った。
これはなんとしても阻止しなくては…
次の日から遅くても10時30分までには体を起こして、午前中に散歩に出ることを心がけた。
かなり辛いけど。
3月25日
主治医から、訪問看護の話とか出るかなと思ったけど何も触れられず。
「甲状腺のこともあるから、ゆっくりいきましょう」と。
3月末までの診断書だったので、休職が必要であれば続きを…と言ったら
「必要でしょう」
と即答。
また2ヶ月休職は延長することとなった。
翌日、所長と面談。
近くのファミレスへ。
診断書と、バセドウ病の話をする。
「内科的な要素が大きそうだけどねー。他の人は急に来れなくなったりしてたけど、あなたは自分の状況を客観的に話せてるから。今も、変わり無さそうな感じがする。」
※所長も看護師です。
まぁ、私はギリギリまでいつもとかわりない風に働いていたし、面談も笑顔を交えて話せる。
所長からの言葉を受けて、何て表現したらよいのかわからないけど、なんとなくもやっとしている。
~休職当初、ぼんやりしていた頭が少しずつはっきりしてきた中で、改めて自分の無力感や、存在否定的な思考が出てきているのではないか。
良いように考えたら、考えられてきていることだよ。
上がってきているからこそ、一番辛い時期なのかもね。~
みたいなことも話された。
バセドウ病があったから、おかしくなった。
なかったら、鬱という診断で休んでいるのは謎に思っていたのか?
ギリギリまで働いていたら、うつじゃないのか?
行きたくなかったけど、休むの申し訳ない気持ちだったから行ったけど…
良くわからない表現かもしれませんが…そんな心境に。
心のなかのことは外には分かりにくい。
私は話すのが下手だし、でも取り繕うとするから本心は恐らく伝わらない。
実は診断当初より、起死念慮は強くなっていた。
直接的に行動しないけど、
生きていても無意味だ。存在しなくていい。母に会いたい。
頭の中でぐるぐるしている。
そんなこと考えてるから、涙が出てくる。
私は、どうなったら「よくなっている」のかわからない。
昔から、一生懸命働くことしかしてこなかったし、父親には
「辛くても、頑張ってやらなきゃいけないんだ。」
と小さいときから言われてきた。
頑張れない自分には価値がないし、でもそんな状態で仕事に戻ったらまたつぶれるだろう。
この先、どうやっていこう。
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