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300万円でフランス大学院留学・内訳公開

こんにちは。元インター(IB)校教員、フランス在住、大学院生の aya です。
今回は、私がフランスの大学院に留学するために使った費用の内訳を公開します。


手続きにかかった費用

Etude en Franceの手続き 20800円

以下のいずれかに当てはまる場合、"Etudes en France" の手続きを行う必要があります。

フランスの高等教育機関へ留学する場合
日仏間協定に基づくプログラムで、交換留学生または派遣留学生として留学する場合
フランスの高等教育機関への入学に必要なフランス語力を習得するため、あるいは語学資格の取得・語学テストの合格を目的として語学留学する場合
専門・職業教育課程へ留学する場合
DFMS -DFMSAの枠で、医学分野の課程(diplôme initial または diplôme universitaire)へ留学する場合
フランスの高等教育機関の入学試験の受験を予定していて、テスト生ビザの申請を希望している場合

キャンパスフランス

大学の登録料 1500ユーロ

私の大学では、フランス人またはEU圏の国民は、前の収入によって大学の学費が変わるみたいです。私は、日本人なので、1500ユーロ(当時20万円程度)支払いました。500ユーロずつ3回に分ける分割払いもできるみたいです。

CVEC登録料 92ユーロ

フランスの大学に在籍する場合は、必ず払うものです。これは、国籍に関わらず全員払います。

学生ビザの申請 50ユーロ

これは、学生ビザを申請するときに、日本円で50ユーロ分現金で用意し、大使館で支払います。

現地に到着してからのビザを有効にするためのオンライン手続き 50ユーロ

これは、到着してから3ヶ月以内に長期ビザを有効化するために支払います。オンラインでクレジットカードで支払いができます。

経済証明書 615ユーロ×留学期間(ヶ月)

学生ビザの申請には、経済証明書というものが必要になります。これは、1ヶ月に生活していくために必要な経済力があるということを示すためのもので、一ヶ月615ユーロあることが条件です。その時の為替にもよりますが、(2024年7月現在)615ユーロ×12(ヶ月)で、7380ユーロ(約120万円)なので、1年であれば、120万円が口座にあるという証明を銀行でもらう必要があります。ビザは、1年ごとの更新なので、まずは120万円あれば良いと思います。2年目に更新する時に、また必要になるかもしれません。

語学証明

DELF 1回受験1万1000円〜

大学院にもよりますが、入学にはフランス語のレベルを証明するものを求められます。DELFは政府が行っている語学試験で、有効期限がなく、ほとんどの大学がこの語学試験の証明書を認知しています。一番簡単なレベルから、A1, A2, B1, B2, C1, C2とあり、学部大学であれば、B2以上、大学院であればC1以上を求める大学が多いです。私の大学のコースは英語なので、DELFも受けましたが、IELTsも受けました。

A1からC1まで1回ずつ受験すると、9万5000円になります。私は、B2までしか受験しなかったので、6万7000円支払いました。

その他

飛行機代 8万2972円

名古屋からニースまで片道で8万2972円かかりました。

到着してすぐの宿泊代

私の場合は、ラッキーなことに、友達が泊めてくれたので、日本からのお土産で済みました。

アパートの敷金 1000ユーロ

契約するアパートによって変わると思いますが、私の場合は敷金で1000ユーロ支払いました。(ただ、これは退去するときに戻ってくるそうです。)

総額

実際に使った費用としては、64万4692円でしたが、それに加えてビザ申請時に必要な経済証明書120万円分(2年なら、240万円)があれば、フランスへの大学院留学は可能だと言えます。
この情報が誰かの参考になれば、幸いです。

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