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お金という対価以外で、自分が役に立てたらとっても子育てが楽しくなった。

世間では4連休、オリンピックの開会式と言われている。

オリンピック情報は他の人のシェア情報を傍観している側の人間で、

正直、この4連休をいかに子どもと楽しく、かつ自分もストレスがたまらないように過ごすのかを考えるほうに頭を費やしているし、多くの子育て世帯はそうだと思うので、そこで考えたことを今日は書いてみます。

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0.前提=東京のシェアハウスに住む私たち

現在シンママ&施設退所後やこどもに関わりたい若者が入れるMANAHOUSEというシェアハウスに住んでいるので、

オーナーのまなさんがプールを出してくれたり(しかもメンテナンスや穴が空いたら買い替えなどもしてくれている)、じゃんけんで買い出しの人を決めてみんなで料理を作ったり、プール後のシャワーもみんなで一気に入れたりするわけです。(子どもたちは子どもたち同士だと一緒に入ってくれます)


そんな休日は、例えば料理が得意なメンバーと、苦手なメンバーが色々役割を分担したり、子どもに混ざってコロッケを作ったりしています。

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1.おんぶにだっこばかりだと・・・なぜかしんどくなる母親モード・・

前提として話しますと、マナハウスでは平日のご飯を有料で作ってもらって食べています。 

なので私がご飯を作るのは土日休日のみ。正直、忙しすぎるときは私はお金という対価だけを払って、土日の夕食を他のメンバーにおんぶにだっこで作ってもらうときもあるわけです。


でもそれだけだと、きっと今みたいにシェアメイツと一緒にいて楽しいなとか、暮らしている中で、自分が必要とされているなって(そこまで)無いんだなって思う瞬間があり。(家の中における父親モードですね・・・お金だげ出して解決しようかなという感覚に陥ります・・)


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(↑写真は私のこどもら2人が、別のママさんにだっこされわしゃわしゃ遊んでもらっているところ)


なので、この4連休は最低でも

・プールの見守り(うちの子どもが一番小さいので見守る必要性が高いのもあり)/買い出し/食器洗い/一部ご飯を作るお手伝いetc...

をして、ようやく少しだけ、今まであまり感じなかった(!)「自己効力感」を感じ始めたわけです。


2.自己効力感とは

自己効力感とは「結果を恐れずに挑戦していくことが出来る力」とも言います。(子どもの自己効力感を育む本より)

1)自分は周囲の人や物事に影響を与えられる人なのだという「信念」
2)自分は課題を解決し、目標を達成できるという「自信」
3)今はできなくても、努力すれば将来出来るかもしれないという「希望」

などから構成されています。(詳しくは以下の本参照。私も以前途中まで読んで読み終えてなかった本でした。。。💦)


3.二年前まで核家族で住んでいた時期を振り返る

子育てシェアでひたすら外注(ようするにお金で解決方式)して、ご飯を作ってもらったり、掃除をしてもらったり、シッターで子どもを見てもらって仕事をしても

やはり何か罪悪感やすっきりしない感覚を持つ時がありました。

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(↑こんなに大事に子どもたちに関わってくれる先生を独占しているのにも関わらず、ですよ。)

それに対してこの2日間は罪悪感よりも楽しさや、喜びがぐっとましていたのはなぜか?それはきっと、



1)自分は、休日にだれか子どもとその親の役にたっていたり、話し相手になっている人なのだという「信念」が強くなり、


2)めっちゃ小さいことだけど、子どもがプールから上がってトイレに行きたい!と言われたら「タオルどこ?体拭いてね〜」と差し出して、その課題を解決し、目標を達成できるという「自信」の回数が増え、


3)料理も買い出しも、「何買ったらいいんだっけ・・?」と言いつつみんなに教えてもらい、今はできなくても、努力すれば将来出来るかもしれないという「希望」を感じる回数が劇的に増えた


というような2日間になっていたようでした。


4.核家族じゃ気づきにくいこと

もちろんお金で解決できることもとてもハッピーなことであり

雇用を生み出し、子どもが誰かを頼れる機会を作れた

ことに心の底から満足はしているんですが、

「雇用を作ってくださってありがとうございます!」ってことはまぁ言われないですし、改めて自分でそう言い聞かせる必要性があるし、

子どもに至っては

「お母さん以外の人にお世話になって楽しかった!将来やくにたつかも!」とは言われないわけです。(もちろんその場は楽しいし、シッターさんにもありがとう!と言ってますが。)


言語化されないと、毎回自分に言い聞かせるのが辛くなってくるときってありません?私はけっこうあったんだなと(今は)思います。


5.お金という対価以外で、自分が役に立てたらとっても子育てが楽しくなった。


シェアハウスだと

「〜してくれてありがとう」や、

「〇〇できたね」という声かけが、

親子関係じゃないからこそ出てきたりする。

それを決して強要しているわけじゃないけど

家族じゃないから、言語化しないとわからないから言おう、が長時間続く。

というありがたい状況が作れます。


その分、「家族じゃないから分からない部分」の言語化だったり、揉めたら具体的に話す時間なども必要なのだけれど、あくまで第3者だから出来ることもある。(まなさんいつも感謝してますm( )m)


そして私は掃除も苦手だし、料理も得意じゃないし・・・

しいていうならなんか工作は好きだけど、そんなことは日常で求められていないわけで・・・

毎日迷惑をみんなにかけている母親モードになっちゃう時がある。


でも

毎日千葉家が帰ってくると一気にサーカス的にうるさくなるよね笑
あやさんほんと、家でめっちゃドジで抜けてるお母さんだよね

も両方が、じつは他の人が笑う一時になってるかもしれないし、

手を抜いてもいっかと思える瞬間になっているのかもしれない。


ちゃんと私達親子がこの場所にいていいって感じるのと、

たまに出てくる「ちゃんと自分たちが役に立っている感覚」を忘れないようにしよう。そう思った一日でした。

もう少し逃げずに、皿洗いでも、雰囲気作りでも何か少しでもやってみよう。


心理的安全性はもともとあるおうちなので、

その上に自分が何が出来るか考えた一日でした。逃げないぞ〜笑!

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いつも応援ありがとうございます。サポートいただけたお金は、当事者の子どもたちとのご飯代金か、直接子どもたちに手に渡る寄付に回したいと思います。