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休符を笑うものは休符に泣く

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突然ですが、休符って何?と聞かれたらなんと説明しますか?

これを「お休みの時間だよ」と答えちゃう人
もしかするとリズム読むのが弱めの傾向が強いかもです…

今回は「休符」の上手な扱い方を伝授したいなと思います。

休符の話題がたくさん出てくるので
休符が不安な方は特化したこのnoteを前情報としてどうぞ!

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■休符はお休み時間じゃない

休み時間じゃない

むか~し
音楽の授業で休符は「お休み」だと習った、ような気がします…
(私だけか・・・?)

あながち間違ってはいないんですが
大きくなった今の認識としては
ある意味、「無音」の音を表す音符の亜種なんじゃないか
と感じています。

今回もWikipedia先生にお伺いしてみたところ
休符は音の出ないことを表す、と書かれていました。

無音

■休符を意識すると改善される3つのこと

3つ

まあ、音を出さない音符ってことはわかったけど
で、なんでそれが大事なのか?っというと
じつは色々と多くの人が抱えているお悩みが解消しやすくなるんです。

【休符を無音と解釈すると起こるいいこと】
・休符が混じった難しいリズムが読みやすくなる
出だしの遅れが解消される
テンポを終始一定に保っていられる

①休符が混じった難しいリズムが読みやすくなる

すらすら

細かい音符の間にちょいちょい混ざるこれまた細かい拍の休符
遭遇するとちょっと怯みません?

この手のトリッキーなリズムが読みにくくなっている原因
ズバリそれは休符を拍として正確に処理できていないからです。

小節の中は拍の定員数が決まっています。
この定員数の中でやりくりしていろんなリズムを作っています。

ドとかレとかの音符の拍はだいたい厳守してくれるのですが
これが休符になるとぶっちゃけ結構テキトーになっちゃう傾向が強めです。(当社比)

どれだけ音符の拍を正確にとらえていても
休符が好き勝手にお休みになっちゃうと
結果拍が足りなかったりはみ出したりします。
こうなると吹けない!難しい!となって「苦手」に化けます。

ヘンタイ

②出だしの遅れが解消される

遅れる

特に拍頭が八分休符とかの「っタ!」みたいなリズムの時
なかなか同じ動きの人で合わせるの難しくて
合奏などで捕まる要注意箇所じゃないですか?

ここで「休符は無音の音符」だと意識していると
かなり吹きやすくなります。

う

この短い休符を息吸うタイミングに当てるなら
お休み時間に吸う息の吸い方ではゆっくり過ぎて当然ダメだし
ただ単にお休みだととらえて口とか身体の戦闘モードを解除しちゃってると
次の音符を吹くときにまた戦闘モードに戻さないといけないので
結果初動が遅れます。

テンポを終始一定に保っていられる

一定

何小節か全休符でお休みが指示されている時や
四分休符が2,3個並んでいる
たまにありますよね。

この時も完全に休憩モードになっていると
次自分が復活するときにうまくテンポに乗り切れない
なんてことがあります。

ずっと身体のどこかで意識して休符を刻んでおかないと
勝手に早くなったり遅くなったりして
テンポがキープできない現象になります。

たとえば

■アタマで休符かぞえてるけどうまくいかない人へ

混乱

アタマの中だけのイメージだと結構そうなる人が多い感じがします。

実際に音とか認識ができるもので確認した方が改善が速いです。

たとえば・・・

(前準備:メトロノームをかける)
・音符は手でたたく
・休符は口で「うん」とか「う」っと声を出して捉える

できない

イメージだけじゃなくて
ちゃんと自分も他人も確認できるような手法でやることがポイントです。

これができるようになると
大体の人がそのまま楽器で吹けるようになってます(当社比)

■まとめ

「休符はお休みの記号です」
と小さいころ教えられたような記憶があるのですが
これが細かいリズムを読みにくくしているのではないだろうか
と最近思っています。

何の因果か、このnoteを読んでくださった方には
「休符は無音の音」というイメージで
この先の管楽器ライフを楽しんでいただけたらなと思っています。

次回(9月7日配信予定)は
音を造形するというお話をしようと思います

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