口がバテるのを回避したい人へ。
今回は
特に金管の人はきっと悩みの種であろう
口がバテるということについて解説していこうと思います
■口がバテるとは?
長時間の練習や高い音が続く曲など
楽器を一生懸命吹いた時に起こる良くない現象です。
~バテでみられる症状~
・口が痛くなる
・振動しなくなる(反応が悪くなる)
・雑音が入る
・音が鳴らなくなる
コンクールや演奏会前など練習が白熱してくる時に
こんな症状に心当たりがある方もいらっしゃるかも?です。
■口がバテてるメカニズム
原因がわかれば対処のしようもあるだろう!
ということでバテの原因はズバリ唇のうっ血です。
血が上手く唇に通らなくなると唇を振動させるエネルギーも届かなくなって
動き(反応)が悪くなり、そして痛くなってきます。
では、どうして唇に血が通いにくくなると思いますか?
■口がバテる2つの原因動作
唇に血が通らないようにしている
原因の動作(クセ)が考えられます。
ニシジマが思うに
①楽器を強く押し付けすぎている
②口から楽器を離せるタイミングで離していない
ではないかと推測します。
①楽器を押し付けている の対処法
マウスピースが楽器から抜けなくなること、ありませんか?
これに心当たりがある方は
おそらく楽器を口に当てる力が度を過ぎていると思われます。
「プレスしない(押し付けない)で吹きましょう」
と注意されたことがある方もいると思います。
が
まじめで忠実に意見を取り入れてくれる方は
軽く触れるくらいまで力を抜いてしまうことがあるのですが
実際はある程度は密着させないと音は出ません。(当社比)
マウスピースが抜けなくなるほど押し付けるのは押し付けすぎです。
まずは抜けなくなるまでいかないくらいの力加減を探してみてください。
探すタイミングとしては
ロングトーンの時とかがオススメです◎
②口から楽器を離せるタイミングで離していない の対処法
一度構えたら楽器を下ろす機会がそういえば少ないかも?
という人は口からも楽器を離していないかもしれません。
血の通りの邪魔をしないことが
口をバテさせないために重要なポイントなので
長い休みはもちろんですが
楽器を下ろすような長さじゃなくても
口から離せるタイミングは逃さず離す癖をつけることをお勧めします
■そうはいってもバテてしまった人へ
ここまでいろんなことを書いてきましたが
ぶっちゃけバテない人はおそらくいません。
一流の奏者でもバテるときはバテてます。
おそらくバテ知らず、ではなくて
バテるまでの時間が違うんじゃないでしょうか?
口がものすごく疲れちゃったら
休ませる(使わない)ことしか回復の方法はないように私は思います。
要は寝るしかない、という結論です。
本番で最高のパフォーマンスを出せるように
本番直前でできないところを練習しているようなスケジュールは回避して
口を休ませる時間を取れるくらい余裕のスケジュールを組むことが
バテへの最大の防御かもしれない
と私は思っています。
■まとめ
結局唇の筋肉を使って音を出しているので
バテたくない!持久力をつけたい!と思ったら
日々の練習の積み重ねが大事なんだと思います。
この練習をすると持久力がつく!、みたいなことじゃなくて
少しずつ重いおもりを持てるようになるのと感覚は似ているのかもしれません。
5分でもワンセットでもいいので毎日楽器を吹いてみるのが
いいんじゃないかと思います◎
次回(6月1日配信予定)は
最近よく気になっている
息を吸う前の音の扱い方についてお話ししようと思います。
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イベント全滅中なので純粋に生活の糧になります… いつまで続くんでしょうかね… さすがにだいぶダメージが大きくて泣きそうです(苦笑)