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【聴講メモ】ビジネスに役立つnoteやSNSのはじめ方 #SNSの教科書

以前の出版イベント時のメモと合わせて読んでいただくと、より密度が濃くなるかと思います。

「ビジネスに役立つnoteやSNSのはじめ方とは?」

結論としては
「アウトプットファーストになって、メモからオープンにしていく」
というお話。

途中離席とかもしているので完璧なテキストではありませんが、「メモをオープンにする」ための実践ということで、ご容赦を。

インターネットは情報の何を変えたのか?

情報は貴重であるというものの考え方は、情報が少なかったころの物。この考え方を変えた。2000年代に想像していたもの以上に量が多くなって、処理できないレベルになってしまった。全部の摂取は不可能。「とっておく」「覚えておく」いう収集は難しくなった。情報は有限な時代において貴重だったもの。今は違う。アウトプットファーストの考え方がこれから重要になっていく。

覚えている人が強かった時代から変わっていく。
今は情報収集をすると、収集する時点で過去の情報になってしまう。過去の情報を集めるだけではなく、未来を予想する必要がある。未来の情報を考えなくてはならない。
例えば、コロナでこれからどうしていかなきゃ行けないのかは、検索しても出てこない。自分や有識者の予測でしかわからない。
この「予測」という能力が大事になってくるので、アウトプット+SNSの利用で行っていく。
情報への姿勢を変えることが大切になる。

いきなりメディアのようには発信できないので、メモ<コミュニケーション<メディアという順番に沿って発信していく。まずはメモから。

アウトプットするためにどうインプットするのか?

アウトプットするためにはインプットが必要。
ではどうインプットするのか?
大事なのは情報を無視できるようになること。全部読もうとしてはいけない。そのためにも「フィルターを増やす」ことを勧める。師匠や集団、キーワードなど。
特に探してほしいのが師匠。業界における先生を見つけること。ジャーナリストならこの人、広告業界ならこの人、といった具合。記事やリンクをシェアしてくれる人がいるので、その人の「読んだ方がいいよ」という発信を拾う。
どういう人をウォッチするかは人によって異なるが、発信者は数人はいるのでそこから探す。もしも誰もいないのなら、是非皆さんになっていただきたい。
自分一人で収集してしまうと、自分の興味のあるものしか拾わなくなってしまう。

情報は忘れられるようにしていけばいい。
PCのメモは再び見るようなことがないので、検索できるような場所においておくのが一番早い。Googleにメモを預ける、という考え方。
noteはGoogleのクローラーが検索対象としているサイト。逆にFacebookは入ってこない。この違い。

個人が作るものをメディアと思ってはいけない。

オウンドメディアやパーソナルメディアなど、今は普通の人でも目が肥えているので最初から立派なものを作ろうとしがちで、目指すハードルが高すぎて挫折してしまう。あんまり上手くいかず、続かない。
お仕事でやっているのとは別だし、締め切りや上司はいない。背中を押す人もいなければ怒り出す人もいない。
敷居を下げて、メモを投稿するところから始めてほしい。

エクスペリエンスピラミッドの話(前回のメモ参照)
まず書くことで忘れにくくなる。探しに行ける。ビジネスとして始めるのであれば、まずは講演メモなどがよい。元からオープンなものが多いので失敗しにくい。ナニが企業秘密なのか、のような心配が少ない。この点、有料のセミナーだと一般の方がオープンにするのは難しいかもしれない。ルールを守るのは当然で、慣れるまでは仕事の話は良くない。ネガティブも書いてはいけない。
実際のところ、講演メモには創意工夫がない。メモがすごいのではなく話がすごい。
アップの仕方にも色々ある。ツイートを連投したものをレポートにしてしまうような変わり種もある。
とったメモは多いケースだとつかわない。Google経由の方が見つかる。

講演メモの次は読書記録(メモ)
失敗しにくい。諸表になると評価することになるのでハードルがあるけれど、付箋付けたところを打ち直して「この発言、後でつかいたいな」というメモをつけることができる。(徳力さんはこれで出版の方と繋がりを持ったりしたとのこと)

メモをずっと書いているとハプニングが起こる。
でもマスメディアではない。コミュニケーションがたまにメディア化してしまうだけ。
すべてハプニングで、たまに起こること。
なのでバズることを目的にしてはいけない。

読書メモも講演メモも、1-2時間のインプットがあったうえでのアウトプット。これはエネルギー(カロリー)を食う。ニュースメモなどはこの点気軽でよい。
同じ感想を複数媒体に投稿してよい。リアクションや感想が届く相手が違うから、組み合わせてみるのもよい。媒体によってテキストの量が違う。

オープンなところに書いておくと、色んな人に知ってもらえる。
心の中に今まで閉まっていたものを一度投稿してみるとよい。

コミュニケーションのプッシュ型とプル型。このプル型があった方がよい。
読んでくれる人、見つけてくれる人、すべて向こうから探しに来てくれる。
まずは自己紹介を書いてみるとよい。

その次に仕事のノウハウなど、普遍的に使えるもの。
社内で聞かれることが増えたことなどをnoteにアップしておけば、少なくとも社員の役に立つし、それ以外の人の役にも立つかもしれない。どうせ誰かに説明するのならその記事を書いてしまう。同じことを繰り返し聞かれるのなら一度記事を書いてしまえばいい。
こういったテキストは文章力勝負ではなく、ビジネスコミュニケーション。
なのでテキストコミュニケーションを行っている人なら絶対に書ける。

今はnoteやSNSが個人のメディアになる。
ただ、雑誌並みに影響が出るようなメディアにするにはめちゃくちゃ努力するしかない。
あくまでメモは「かも」の世界。メディアになる「かも」しれない。
あくまでこれらはコミュニケーションで、noteやSNSに投稿すること=コピーロボットを作るようなものであるから、自分の代わりにおしゃべりしてくれる分身がいると思っておけばよい。
独り言を勝手に誰かが読んでくれているだけでも、会話の成立になる。
まずは社内や知合いとおしゃべりをするつもりで初めて、周りの数人とのコミュニケーションを楽にすることになっていれば意味がある。

リスクよりもメリットが大きいことだからこそ、続けること。やめないこと。
ひとりひとりの参考になる情報がこれで増えていくことになる。

(メモは以上です、ありがとうございました!)

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