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【ダイヤモンドが奪う命】その輝きの裏側 あなたは知ってますか?

美しい輝きを放つダイヤは女性なら1度は憧れる鉱石。

私も魅了されている1人で365日24時間ずっと身につけている

ジュエリーの1つでもあります。

(私はEAVというエネルギーバランスの測定機で

 自分の波動とピッタリ合うダイヤを見つけて身につけています)


さてみなさんは「コンフリクト・ダイヤモンド」という言葉を

聞いたことがありますか?

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内戦や紛争が行われている地域で採掘されたダイヤモンドのことで

その売上は武器の購入など、戦いを続ける資金源とされています。

実はジュエリー業界では、美しいジュエリーの裏側にある社会問題に対する

取り組みが広がっています。つまり・・・

わたしたち消費者はジュエリーを選ぶ際にもエシカルな行動を

求められているってことです。

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<ジュエリーに隠れる社会の闇>


紛争ダイヤモンドが世界規模で知られたきっかけは

2007年に公開された映画「ブラッド・ダイヤモンド」です。

この映画のキャッチコピーがものすごく印象的です。

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color(色)
cut(カット)
clarity(透明度)
carat(カラット)

しかし、実は5つ目のCが存在することをあなたは知るー


内戦下のアフリカで発見された

ピンクダイヤモンドを巡る戦いを描いた作品でその後多くの

エシカルジュエリーブランドが誕生する分岐点ともなった映画です。


さて・・・あなたは自分の買ったダイヤモンドが

人殺しの道具の資金源になっているかもしれない

そんなことを考えたことありますか??



紛争地域のダイヤを購入することは戦いを長引かせることに繋がります。

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西アフリカのシエラレオネ内戦が1991年から10年以上続いたのは

産出されるダイヤモンドが資金源になったのも大きな理由

と考えられます。

つまりダイヤモンドが多くの人々の命を奪っているということ。


こういった状況をなくすため制定されているものがあります。


キンバリー・プロセス証明制度

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2003年1月に施行された紛争地域のダイヤモンド原石の輸出入を

阻止するための国際証明制度です。


参加国では証明書の無いダイヤモンド原石の取引を禁止しています。

参加していない国からの輸入も禁止されています。

ダイヤモンド原石には各参加国が発行した

キンバリー・プロセス証明書が添付され

不正に開封できない密閉された容器で輸出入されます。


システム・オブ・ワランティ


上記したキンバリー・プロセスは原石の証明制度なので

カットされたダイヤモンドルースには適用されません。

※掘り出された原石の状態からカットされ研磨されたものを

ルース(裸石)といいます。


ダイヤモンドルースにはシステム・オブ・ワランティという制度があり

キンバリー・プロセスの参加国すべてが支持しています。

あくまでも自主規制ですが研磨済みのダイヤを輸出するときに

納品書に宣誓文を記載するというものです。

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日本語訳:インボイスに記載されたダイヤモンドは、国際連合会議を遵守し
紛争への資金提供に関与しない供給源より購入されたものです。
ダイヤモンドの販売事業として当方が自身の認識に基づき、且つまた供給者の書面による保証によりこれらのダイヤモンドが紛争に関係のないことを保証します。



<システムの限界>

日本もキンバリー・プロセスに参加しています。そのため

日本で購入したダイヤモンドはどれもコンフリクト・フリーだと言えます。

※紛争と無縁なダイヤのことを、コンフリクト・フリー・ダイヤモンド

と言います。


ただ、キンバリー・プロセスもシステム・オブ・ワランティも

輸出入時の書類のため一般消費者にはあまり知られていません。

日本で流通するダイヤモンドは書類上はコンフリクト・フリーですが、

確実に問題のないダイヤモンドを手に入れられるという保証はありません。

というのも、実はキンバリー・プロセスには強制力や罰則がありません。

禁輸措置が発令されていても

その国の採掘がストップするわけではありません。


加盟国が自主的に運用しているため違法採掘を取り締まれるだけの

能力がない国も多いのが現状です。

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違法に採掘されたダイヤの原石は非公式なルートによって

外国へと密輸されていきます。

ダイヤは、私たちの手元に届くまでに実に多くの人たちの手を渡ります。

仲介人、輸出業者、輸入業者カット工場、ダイヤモンド市場など。


この間に

不正なダイヤモンドを紛れ込ませることはそう難しくないと予想できます。

ダイヤモンドはとても小さいので国境の警備が甘ければ

簡単に密輸できてしまいます。

密輸先で産出されたダイヤとして正式なルートに乗せられても

分からないってことです。

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また、紛争ダイヤモンドの定義を

「反政府軍による活動」に限定しているのも問題だという声もあります。



<労働問題>

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ダイヤモンドが紛争の資金源になっているという問題とは別に

児童労働などの問題もあります。

子どもがダイヤモンド鉱山で安く雇われ搾取されている国があります。

キンバリー・プロセスが開始されてもダイヤモンド業界で働かされる

子どもたちが減るわけではありません。

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↑採掘現場で働く13歳の少年(左端)



さらには、鉱山だけでなく研磨工場でも

学校へ行けずに低賃金で働かされる子どもたちがたくさんいます。

国際労働機関によると、児童労働とは

身体的・精神的発達を妨げるような原則15歳未満の子どもが行う労働

であり

鉱山での労働は特に危険度が高く18歳未満の子どもは働くべきでない

としています。

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輸出の90%をダイヤモンドなどの鉱産物が占めている

シエラレオネの調査によると

数千人の10歳~17歳の男子がダイヤモンド鉱山で働いており

その半数の労働時間は週6日毎日8~10時間だとか。

また

土を掘り運ぶことを繰り返すことにより背中や胸を痛めたり

蚊を媒介とする病気への感染リスクが高まったりする

と述べられています。



<環境問題>


さらに環境への影響も懸念されます。

西アフリカ、ブラジルなどでは現地の住民が川床の砂利を堀り

パンニングまたはウォッシングと称する方法で

大きな平らな椀に砂利を入れ川の中で洗い流して

ダイヤモンド原石を探すという原始的な方法がとられています。

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西アフリカのシエラレオネ共和国でのウォッシングの様子



こういった原始的な零細採掘現場では環境への十分な配慮が

なされていないことが問題となっています。

例えば川に潜って採掘をする場合採掘エリアを厳密に区切ることができないため現場の管理が困難だったり土地の所有権が不明確だったりというようなことが多くなりその土地を持続的に活用していこうというモチベーションが働きません。

さらに「ゴールドラッシュ」のように目先の利益に目がくらみ環境に配慮しない土地を荒廃させる無理な採掘が行なわれ採掘が終わったあとは元の状態に戻さずその土地を離れるというケースが少なくありません。

そのような土地は、採掘後農地利用もできず放置されている状況です。


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これ↑はダイヤモンド採掘によりできた人工池ですが

ダイヤモンドを掘りつくした後埋め立てをせず土地を放棄するため

このような人工池がありこちにできてしまいます。

土地の再利用も進みませんし水害の危険性も高まります。



<ダイヤに込められた想い>


ダイヤモンドはそれらが通ってきた道を知らなければ

ただただ美しい宝石なのかもしれません。

しかし、そこにはたくさんの命の重みと悲しみ・苦しみ・犠牲を

背負っているんだとしたら?

紛争ダイヤモンドのような事例は実は

すべての宝石・金・銀・プラチナなどの素材にも当てはまる

と言われます。


紛争や内戦への資金源だけでなく児童労働・過酷な労働環境

貧困といった人権問題から劣悪な方法による採掘での環境破壊など

実に様々な社会問題が起こっているということを

ぜひ知っておいてください。



<エシカルジュエリー>

このような社会問題にいち早くアクションを起こしたのは

世界有数のトップジュエリーブランドたちです。

これらは「ブラッド・ダイヤモンド」が公開される1年前の2005年

ある認証を取得し始めました。


RJC認証です。

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RJC(=責任ある宝飾品業のための協議会)は

ダイヤモンドとゴールドに関わる全ての人に対し

倫理・社会・環境の明確な基準を定義し素材の調達から小売までにおける

様々な問題改善を目指すことを目的に発足した団体です。

発足メンバーはカルティエを含む14社。


その後ブルガリ、ショパール、ピアジェなど名だたるトップブランドが

その取り組みを支持し、加盟しています。


〜認知度の低いRJC認証〜

海外のジュエリーブランドのRJC加盟は増え続け今では1,000社を

優に超えています。しかしながら、「ジュエリー×社会問題」という

テーマ自体が浸透していない日本においては

加盟ブランドはたったの2つです。

今後増えていくことを期待します。

またRJC認証以外にもエシカルでサスティナブルなジュエリーを

示すキーワードがあります。


まず1つめがゴールド採掘現場の人権を守るフェアマインド認証です。

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フェアマインド認証は国際NPO団体ARM によるもので

( =公正な採掘のための連盟)

公正な労働環境下にある小規模鉱山と独自に提携し

その鉱山で採掘されたゴールドに対し認証を与えています。

また採掘現場の労働環境改善や人権保護の取り組みだけでなく

労働者やその家族へ生活向上のための対価や奨学金を支払う

ということも行っています。

採掘現場で働く人の家族や未来に貢献できていると思うと

一層価値あるジュエリーに感じますよね。

このフェアマインドゴールドは海外では

ショパールなどのビッグメゾンも次々支持しています。

日本では、上記の「HASUNA」や同じく設立以来一貫して

エシカルジュエリーを手掛けている「R ethical jewelry」が

フェアマインドゴールドを使用してます。



<合成ダイヤモンド>

英国王室に嫁いだメーガン妃は地球環境に配慮した

サスティナブルなブランドを好んでよく身につけています。

世の中への意識向上を目指しているそうで

メーガン妃に選ばれたブランドは各国のファッション誌から常に

注目の的となっています。

ジュエリーももちろんエシカルジュエリーを選んでいて

お気に入りブランドは、「KIMAI」だそうです。

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KIMAIで使用しているダイヤモンドは合成ダイヤモンド。


通常鉱山で採掘されるダイヤモンドとほぼ同じ品質で

工場で生産される合成ダイヤモンドは環境負荷が低く

サスティナブルな宝石だと人気が高まっています。

見た目も美しく天然のものより低価格で

環境にも優しいとなれば言うことなしですよね。



<エシカル?サスティナブル?>


エシカルジュエリー

サスティナブルジュエリーとは

環境問題や社会問題などの解決に貢献できる素材を使用したジュエリー

あるいは

環境問題や社会問題などの悪化に加担してしまう恐れのある素材を

使用していないジュエリーのことです。



当然ながら

エシカルジュエリー

サスティナブルジュエリー

には

【エシカルな素材】

【サスティナブルな素材】

が使用されていますが

その具体的な例としては…


■労働者の生活向上や労働環境の改善を目的にフェアトレードされた素材

■貧困地域の人々の自立に向けての支援活動で作られた素材

■「紛争ダイヤモンド」や「紛争鉱物」ではない

 「コンフリクト・フリー」の宝石類・金属などの素材

■環境負荷の少ない素材

■中古品やデッドストック不良在庫から回収された素材

■リサイクルされた素材

などが挙げられます。



エシカルジュエリー

サスティナブルジュエリー

の意味には多様性がありますが共通しているのは

世界が抱えている環境問題や社会問題の解決に繋がっている点です。

エシカルジュエリー(Ethical Jewelry)

サスティナブルジュエリー(Sustainable Jewelry)

というジャンルが確立されその活動の輪がどんどん

拡がることが望まれます。



<これからのジュエリー選び>

自分へのごほうびや大切な記念日に購入するジュエリー。

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これからは、サスティナブルな社会への貢献も兼ねて

それぞれのジュエリーの持つストーリーに意識を向けて選ぶ

というスタイルをオススメします。

目の前にあるジュエリーの向こう側に

たくさんの笑顔や豊かな自然が見えるような

そんなジュエリーを身につけていれば

きっとより一層アナタの輝きが増しますます美しくいられるはずですから。



合掌


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身体本来の機能を呼び戻すには・・・

これまで取り入れ貯めてきた有害物質を

排出(デトックス)することです。

そして、これから体に入れるものの選別が重要になります。

・健康美を手に入れる

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・動物愛護に協力する

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