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お母さんを幸せにしたい

(一応前回から続いています。)

幼いころからずっと、大人の顔色を窺って生きてきた私。
自分の意思よりも、周りにどう思われるかを行動基準にしてきました。

ずっと自分のことはあまり好きではなく、誰かの役に立つことで初めて自分の価値を感じられるようになっていました。

人の役に立ちたいという想いから、子どもの頃からなんとなく看護師を目指していましたが、なぜかしっくりこないような気もしていた頃。

進路をいよいよ決めなければならない。そんなときに偶然助産師という言葉を知り、これだ!と思ったのです。
ずっと漠然と「人の役に立ちたい」と思っていましたが、私はお母さんや子どもたちが幸せになる手助けがしたいんだと気が付きました。

私の記憶にある限り、私の母はずっと幸せではなかったように思います。
母親というのは家庭の中で大きな存在であり、お母さんが幸せかそうでないかを、子どもというのは敏感に感じ取ってしまいます。
お母さんが幸せでないと子どもは幸せになりにくくなってしまうのではと、ずっと感じてきました。

だから子供たちの幸せを守るためには、孤独を抱えている母親たちを救う必要がある。

そう信じて私は助産師になりました。

つづく…

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