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趣味とよんでいいですか?

・・・趣味がない!
ママ友がいない問題よりもはるかにずーっとずーっと昔から私を悩ませてきたテーマ。
それに反していつもものすごーく軽いタッチで割と何気なく聞かれるご趣味は?問題。いつも答えに紛糾するのでした。

そもそも、趣味って何だろう?
「趣味 辞書 意味」で今風にGoogle先生に聞いてみると、

「専門としてでなく、楽しみとして愛好する事柄」
「物事から感じ取られるおもむき。味わい。情趣。」

だそうで。
うーん、テニスとかマラソンとかスポーツは好きだけど、この中でずっと続けているものなんてないし、好きなことと言われてパッと思いつくのは食べること、おいしいもの、スイーツ、お酒だけど、食べることが趣味って、みんなそりゃ食べるし、好きだからと言って作れるわけでもなければ、うんちくたれることができるわけでもなくって。よくある映画鑑賞とか旅行とか、語学とか。それはそれでどれも好きだけど・・

となっていって、私の中で段々と「趣味」のハードルがめちゃくちゃ上がるに上がっていき、ついに「無趣味」な私が出来上がりましたとさ。

自分で自分のことを理解するのが難しいので、これは親しい人に聞いてみよう、ということでのほほんな旦那様に聞いてみた。

わたし:「私の趣味ってなあに?」

旦那さん:「うーん、綾ちゃんの趣味は・・

『テニス!』←スクール行ってないし継続してないし、まして上手くない。

『旅行!』←最近行ってない!しかも旅先を語れない。

『お酒!』←飲むのは好きだけど、最近飲んでないし、うんちく語れない。

『ジグソーパズル』←確かに好きだけど、それで何かになるわけじゃない。

『語学!』←好きだけど、それで何してるわけでもない。

『餃子巡り!』←最近めぐってないし、詳しくない。

という私の速攻カウンタートークに対して、辟易したのか、めんどくさそうな旦那さん。最後に放ったこの一言。

「もう趣味は仕事じゃん??」

そうだ、たしかに。仕事は好きでついやってしまうことで、しかもそれが役に立つことでもあり、うんちくも語れるし、滔々と語ることができる。

どうやら私にとって趣味とは、

・ずっと継続していることで、
・思わず日々延々とやってしまうことで、
・人にうんちくとかなんだかんだ語れることで、

なのだとわかりました。
そうなると、もはや仕事しかない。。
むしろ仕事だけじゃない、家事と育児も。。

そして旦那さんに言われて気づいたが、無趣味なのも当たり前。仕事と家事と育児に追われてどれも継続して実行する時間なんてないということに。
それに気づいた途端、これはヤバいとだんまりを決め込んだ旦那さんなのでした。

ちなみに、旦那さんからいわれた中だとたしかに旅行も語学も大好きで、大学の第一外国語はロシア語、第二は英語、第三外国語で文法的に超楽だと言われたインドネシア語を選び、ナシゴレンが、ナシ=お米、ゴレンが炒めるということを知り、ジャラン=道で、ジャランジャラン=道道で人生ということを学び、新卒で入った会社が政府系機関で、当時ビジネス相手は中国だーとなった気運から(対日投資がお盛んだった)なぜか全員中国語研修を受けることになり、シェイシェイがちゃんと発音できずに苦しんだ、という記憶があるほどにたしかに語学は好き。
でも、ロシア語こそ10年近く仕事でも使い、ロシアに駐在までしたが、今は完全なドメスティック人生を送り、ロシア語は私の冷凍庫に大切にしまっている。「いつかその時がきたら瞬間解凍すれば大丈夫!」くらいに考えていたが、いつになってもその時は来ず、そして冷凍庫に入った食材にも賞味期限というものがあるらしいということを最近知った。冷凍庫は永久不滅のセゾンポイントとも私が大好きなドラゴンボールの精神と時の部屋とも違うのだと最近気づいた。

上記以外にも最近は、目下資産形成、NISAが好き。断捨離動画でストレス発散するのも好きで、最近ガンガン家のものとバイバイをしている。
でもどれも趣味と言えるほどの崇高なものではない。

そうした中、もしやこれは趣味ではないか、と言えるものを発見した。
それが、

そう、「ボードゲーム」。

ボードゲームと聞くだけでアドレナリンが全開になってワクワクする。
もし今、一人の時間が24時間もらえるとしたら、20時間はボードゲームに費やしたい。そして残りの4時間は一人ふかふかのベットで誰にも邪魔されずに寝たい。

ボードゲームはロマンだ。人生だ。そしてそこには価値観のぶつかり合いと重なり合いが詰まっている。

・ずっと継続していることで、
昔先輩にボードゲームというものと、ボードゲームカフェというものを教わってから継続的に興じてきた。旦那さんも巻き込んでよくボードゲームカフェ+相席OKでデートをしたりしていた。お昼からカフェに行き、夜23時までカフェで興じて頭痛がして帰ったことをよく覚えている。そしてその勢いあまって、最近会社で知的運動部という名のボードゲーム部を立ち上げた。先日歴史に残る第1回開催をして盛り上がった。

・思わず日々延々とやってしまうことで、
今もいくつか家にボードゲームがあって無性にやりたいときは旦那さんに相手をしてもらっている。相手にしてもらえなくて、それでもやりたいときは、あっち側の席とこっち側の席を一人行き来して、一人二役して一人で遊んでいる。(やばいヤツではない)

・人にうんちくとかなんだかんだ語れることで、
どのゲームがどう面白いとか、どこの国が強いとか、どのゲームが難易度的にどうかとか、ほんの少しだけなら語ることができる。社員旅行にもこっそりゲームを持ち込んで、先輩の部屋に入りびたり、他のメンバーを誘ってゲーム大会をこっそり開催したりした。

以上、ボードゲームを趣味とよんでもいいですか?

最近、いきおい余って我が家のダウン症児にも相手にしてもらうようになった。ルールガン無視というだいぶ大きな痛みは伴うが、一人で二役やって興じるよりは対外的印象もすこぶる良いし、何よりはるかに予測できないことが起きて面白い(一人二役は頑張っても自分の思考の想定から大きくは外れない)。我が家の王子はルールガン無視だが、結局は何か二人で大笑いしてゲラゲラ愉しめたりする。手先のトレーニングにもなる。

ということで、趣味と呼んで良いかわからないボードゲームですが、こちらが子供と楽しめるゲームで個人的にとてもお勧めです。

■キャプテン・リノ

絵柄も可愛くて、ルールもシンプルでちょうど小学生低学年くらいまでは一緒に遊べそう。溺愛してやまない我が甥っ子ちゃんともこれで遊びたくてしょうがない。

・ドブル

カードに描かれた絵柄を2つ選んで叫ぶというゲーム。とにかく瞬発力がものをいうゲームでこれは甥っ子ちゃんとも遊んだことがあり、甥っ子ちゃんよりも誰よりも彼の母(私の姉)が強すぎて意外な才能がここで発覚した。

今度実家に帰るときはゲームを持って帰ろう。

息子にキャプテン・リノを教え込む様子
しぐさと年齢の不一致
お友達からいただいたレゴ!母子ともに人生初レゴ!!
事件ですか!?
可愛い寝相。可愛すぎる。
新手のゲームを見つけたらしい(驚)!!

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